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清水房雄「一去集」より

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今朝の夢に清水房雄氏が出てきた。第一歌集は読んだが、もちろん面識などはない。

土屋文明に指導を受け、宮中選者も務めた高名なアララギ派の歌人だが、あろうことかその人を訪ねに行って、歓談中私が「歌を見てもらえませんか」と言ったのだった。

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そうしたら、清水先生は、4時半から6時くらいと言ったのだったか、その時間ならみてあげると言ってくれたのだった。

そのあと先生は別室で横になられていて、私は床が痛くはないだろうかと思いながら、上掛けをかけて差し上げた。---そういう夢だった。

先に死ぬしあわせなどを語りあひ遊びに似つる去年(こぞ)までの日よ
小さくなりし一つ乳房に触れにけり命終りてなほあたたかし  
部屋すみの畳に弁当を食ひをはる吾が幼子は涙たれつつ

若くして奥様を亡くされたのだったが、先年101歳で亡くなられた。そのあとの長い年月をどう過ごされたのだろうとふと気になって調べてみたら、後妻さんをもらったらしい。

自分ではなく、奥さんの年譜を載せたという第一歌集があまりにも痛切だった。

昨日、新聞記事に乗っていた藤沢修平といえ、そういう始まり方もある。
「死」が必ずしも悪いことというわけではない。生き残る人が、命をつなぐ。

夢は、先週93歳の家人の父を見舞ったので、おそらくそのためもあるだろう。
父と清水先生が、どうしてか重なっている。

幸い父は元気にしており、無事に年を越せそうだ。







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