『震災万葉集』熊本地震の被災者が詠む3226の詩歌 - 短歌のこと

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『震災万葉集』熊本地震の被災者が詠む3226の詩歌

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朝日新聞の天声人語より『震災万葉集』のご紹介です。

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『震災万葉集』

『震災万葉集』が一月に刊行されました。
2度の激震に耐えた熊本地震の被災者たち、延べ945人の詩歌3226点が収められたというものです。

震災の短歌

震度七眠れぬ夜を車上泊闇にヘリ音波打つ大地

またか、心で叫びその刹那 今度がでかい、と本震の夜

「はよ乗つて」息子は吾をせきたてる津波注意報出たる深夜に





くまもと文学・歴史館の服部英雄館長のコメント
生活の再建に忙しい時期ですが、期待以上の数でした。常ならぬ天災に逢うと、人は何か書き残しておきたい衝動にかられるようです」。編集したくまもと文学・歴史館の服部英雄館長(68)

熊本の大地を恃(たの)み住み暮らす地震(ない)のありとも我らが山河

復興にかかる歳月分からねど風よ光よ阿蘇よふたたび

天声人語記事

〈震度七眠れぬ夜を車上泊 闇にヘリ音波打つ大地〉。1月に刊行された『震災万葉集』である。2度の激震に耐えた熊本地震の被災者たち延べ945人の詩歌3226点が収められた▼〈またか、心で叫びその刹那(せつな) 今度がでかい、と本震の夜〉〈「はよ乗つて」息子は吾(われ)をせきたてる津波注意報出たる深夜に〉。胸の奥、腹の底からほとばしり出たような言葉が並ぶ▼「生活の再建に忙しい時期ですが、期待以上の数でした。常ならぬ天災に遭うと、人は何か書き残しておきたい衝動にかられるようです」。編集したくまもと文学・歴史館の服部英雄館長(68)は話す。貴賤(きせん)の隔てなく4500首を収録した『万葉集』の心意気にならい、書名とした▼阿鼻叫喚(あびきょうかん)だけではない。お国言葉を生かした肥後狂句にはユーモアも漂う。つらいを意味する熊本弁「のさん」という題に続く句を求めると、ある人は「農機野菜と添寝(そいね)する」。別の人は「元彼(もとかれ)がいる避難先」。相手も気まずかったことだろう▼短歌や俳句のほか、漢詩や随筆も寄せられた。五行歌のひとつに〈熊本城 一本足石垣の 補強のみ 本丸も いまだ無残〉。地の神の怒りをわが身で経験した人々の生の文芸作品には、巧拙など問わずに残す価値がある▼〈熊本の大地を恃(たの)み住み暮らす地震(ない)のありとも我らが山河〉〈復興にかかる歳月分からねど風よ光よ阿蘇よふたたび〉。震災から今日で2年、なお3万8千人が仮住まいのままだ。ページを繰るほどに勇気づけられる。

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