「アララギの歌人たち」 一覧

土田耕平の短歌

目にとめて信濃と思ふ山遠し雪か積もれる幽けき光 住み慣れて心寂しも磯小立青葉する頃はわれ痩せにけり

下ふさのたかし来れりこれの子は蜂屋大柿吾にくれし子  正岡子規が長塚節を詠んだ短歌 

歌会の行事で長塚家を訪れる催しがあり、後日の歌会で長塚節(ながつかたかし)を詠んだ歌を多く拝見することができた。 以下は正岡子規が節を詠んだ歌。 下ふさのたかし来れりこれの子は蜂屋大柿吾にくれし子&n ...

対象に時間を見る姿勢 正岡子規 庭前即景 島木赤彦 切り火

くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる 汽車の音の走り過ぎがる垣の外の萌ゆる梢に煙うづまく くれなゐの若菜ひろがる鉢植えの牡丹の蕾いまだなかりけり 春雨をふくめる空のうす曇り山吹の花の ...

長塚節「秋の歌」の序詞について

  長塚節の助詞について柴生田稔の興味深い記述を見つけた。

鍼の如く 長塚節の短歌の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読む。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

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土屋文明『往還集』『山谷集』鶴見臨港鉄道他『六月風』

休暇となり帰らずに居る下宿部屋思はぬところに夕影のさす 冬至過ぎてのびし日脚にもあらざらむ畳の上になじむしづかさ

『吹雪く尾根』~吉村睦人と小谷稔「吉村睦人論」より

豌豆の花早咲くといふ手紙無ければ昨日自殺してゐた 遠く鳴るサイレンの音に目をさまし再び君を激しく思ふ 吹雪く尾根をつぶての如く越えてゆきし二羽の小鳥は幻影だったかも知れぬ 先日の歌会の折、吉村先生は「 ...

根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 これはその初回。

写生の悟りと青草集 初秋の歌 濃霧の歌~長塚節の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読むなら下の記事から。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌 子規の逝去後も、節はさらに独 ...

結核に罹患 病中雑詠 長塚節の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読む。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

清水房雄の短歌~吉村昭の訃報に詠んだ歌

知人のところで清水房雄の歌を読んできた。  吉村昭最期のさまを記事に読むあれも一つの生き方死に方

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五味保義の短歌

五味 保義(ごみ やすよし、1901年 - 1982年)は、長野県の歌人、万葉学者。 旧制諏訪中学卒業。東京高等師範学校文科を出て、京都帝国大学国文科卒業。中学時代より同郷の島木赤彦の影響を受け、短歌 ...

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動物の短歌に岡井隆の引く古泉千樫牛の歌

岡井隆氏は、動物の歌にあまり秀歌がないようにみえるのはなぜだろう、と問いを置いて、古泉千樫の『屋上の土』の牛の連作を引いている。  老いませる父に寄りそひあかねさす昼の厩(うまや)に牛を見て居り  乳 ...

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