「朝日歌壇」の短歌投稿方法についてのお知らせです。
朝日歌壇とは何か、それから朝日歌壇以外の新聞への投稿、応募の仕方、選者は誰かについてを書いておきます。
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朝日歌壇とは
「朝日歌壇」とは何かというと、朝日新聞朝刊の短歌投稿欄の名称です。現在の掲載日は日曜日です。
俳句は「朝日俳壇」です。他の新聞にもそれぞれ「毎日歌壇」「読売歌壇」なとがあります。
新聞の短歌投稿欄は、どの新聞においても、誰でも自由に投稿できます。
朝日歌壇投稿方法
はがき1枚に1作品、住所、氏名、電話番号を記して、郵送します。
注意点は「未発表の自作のみ。二重投稿は不可」です。選者が添削して載せてくれることもあるようです。
選者について
選者の先生は、永田和宏、馬場あき子、佐佐木幸綱、高野公彦の4名の方々で、朝日歌壇では指定はできないようで、4名の先生が各自全首に目を通して選ぶようです。
同じ歌が別々の先生に選ばれた場合は「共選」といい、☆印の表示の上、重複して掲載されます。
応募先住所
〒104-8661 東京・晴海支店私書箱300号「朝日歌壇」
朝日歌壇の様子
朝日新聞の短歌投稿欄、朝日歌壇には、毎週約2500通の応募があるのだそうです。新聞に掲載されるのはその内の40首です。狭き門と言われています。
朝日歌壇の常連投稿者の短歌
毎週読んでいると常連さんもちらほら。
言わなければよかったひとこと理解せぬ母とはいえどわが母なれば
近藤福代さんの介護短歌はかなり長いこと見ています。
介護の様子を詠んで投稿。25年になるそうです。
(柔らかい時計)を持ちて炊き出しのカレーの列に二時間並ぶ
公田耕一さんは、ホームレスの歌人として、大変良く知られている方です。
本名ではないと思いますが、ファンもたくさんいるようで、名前を変えて、投稿を続けてくださっているといいですね。
いつもよりながくてすこしきつかったそつえんのひのせんせいのだっこ
100歳を超える投稿者がいる一方、山添葵さんは幼い常連さんなのだとか。
幼稚園生ですね。素晴らしいですね。
朝日歌壇の特徴は?
結社誌との比較ということでいえば、緩い感じの歌が多いです。
いわゆる「現代短歌」風ではないと思いますが、比較的若手の歌を選んでおられるのは、永田和宏選者かと思います。
ケイタイ短歌やネット短歌から入った現代短歌を目指している方だったら、穂村弘さんが選者の日経歌壇や、加藤治郎さんがせんじゃをされている毎日歌壇の方がおすすめかなとも思います。
日経歌壇、毎日歌壇、ダ・ビンチ投稿先
新聞歌壇には、他に日経歌壇、毎日歌壇、読売歌壇などがあります。
朝日歌壇以外の新聞、日経歌壇、毎日歌壇、読売歌壇その他の投稿についても書いておきます。
日経歌壇
掲載日:日曜日
選者:三枝昂之、穂村弘
要綱:
はがき1枚に3首まで、未発表の自作。
住所、電話番号、氏名(本名でも筆名でも。筆名の場合はカッコ内に本名を書き添えてください)、希望選者名を明記。
同じ作品を2人の選者に送ることはできません。
応募先住所:
〒100-8658日本郵便銀座支店私書箱113号、日本経済新聞文化部「歌壇」係
メールでの投稿可。アドレスはshiika@nex.nikkei.co.jp
穂村弘さんは他にもダ・ヴィンチ(月刊)の選者もされています。
ダ・ヴィンチ
選者:穂村弘
要綱:
毎月末締切。未発表のもの。自由詠orテーマ詠(テーマは毎月変わります)
インターネットから投稿フォームあり
↓
短歌ください 穂村弘 応募コーナー
毎日歌壇
掲載日:
月曜日
選者:
米川千嘉子、加藤治郎、篠弘、伊藤一彦 希望選者指定可
要綱:
裏に歌・希望選者・住所・氏名・年齢・職業・電話番号、メールでの投稿も可能。短歌はニ首まで投稿可能。未発表歌のみ。
応募先住所:
〒100-8051 毎日新聞学芸部「毎日歌壇」係
インターネットから投稿フォームあり
まとめ
各紙とも若干の傾向があり、選者によっても、短歌の作風と傾向にも違いがありますので、あらかじめ目を通してみましょう。
それでは、皆様も歌ができたら、お好みのところにぜひ応募してみてくださいね。