コロナの短歌選者の短歌とこれまでの投稿作品まとめ  

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コロナの短歌選者の短歌とこれまでの投稿作品まとめ

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コロナの短歌、朝日歌壇の選者が詠んだものが朝日新聞の別紙面に掲載されました。

また、朝日新聞がこれまでのコロナ関連の投稿歌をまとめて紹介しています。コロナの短歌についてまとめます。

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コロナの短歌

 

朝日新聞の短歌・俳句の投稿欄、朝日歌壇と朝日俳壇は、新型コロナ下の生活を詠んだ作品が毎週投稿されています。

今週は、新型コロナを題材に、朝日歌壇の選者が詠んだ詠草が朝日新聞に掲載されました。

コロナの様々な側面がそれぞれの視点で詠まれています。

これまでの記事一覧は下から
コロナの短歌

朝日歌壇については下の記事
朝日歌壇とは何か知りたい方へ 各新聞短歌投稿方法と宛先まとめ

 

朝日歌壇選者のコロナの短歌

朝日新聞の選者が詠んだコロナを題材とする短歌は以下の通りです。

不要不急の人ともなりて青葉濃し破滅しさうな浦島となる 馬場あき子

今日の死者二十五とあり二十五の顔と五十本の手を思うべし 佐佐木幸綱

コロナ禍で消えた無数の灯(ひ)の一つ神保町の飲屋〈酔(よ)の助(すけ)〉高野公彦

すでに目盛りは一〇〇〇万まで切られゐてそのおほよその到達時間 永田和宏

 

投稿されたコロナの短歌まとめ

他に一般の投稿者のコロナが題材の短歌から、新聞があらためて紙面に掲載した歌は下の作品です。

薬局のマスクの棚の空白に薄き不安が積もりてゆけり  水谷実穂

咳をする静まり返るバスの中「花粉症です」被告のごとし 和田順子

ひゅんひゅんと客無き土俵に響きいる弓の鋭く空(くう)を切る音 篠原俊則

最後までコントか本当か分からない手品のように消えたおじさん 澤田佳世子

働き方改革コロナウイルスでダブルパンチ受く非正規の子 芝弥生

動画にはソファーに寛(くつろ)ぐ首相あり格差社会の現実ここに 神蔵勇

ぼくはもう大きくなっちゃうよ東京のパパはじしゅくで帰ってこない 石塚文人

人を避け人に避けられ雑踏の街をマスクとマスクの孤独 美原凍子

面会の出来ぬコロナ禍病室の夫仰ぎ見る傘横向けて 玉利淑栄

痩せ細り母が母ではないような哀しい写真施設より届く 内山春日

戦時中千人針縫う女らの祈り同じくマスク縫う今 中川雪枝

パソコンの前の飲み会「おいしいよこれ食べてみて」と言えないのがな 上田結香

「いってきます」いつもの通り居間を出し夫は七歩で〈職場〉に入る 大曽根藤子

 

朝日俳壇に初めてコロナ禍の短歌が載ったのは2月23日であったそうで、上記の一番最初の作品がそれだそうです。

短歌というのはおもしろいもので、一人の人が詠んでは思いつかないようなことや、体験をしたことがないこともあります。

それぞれの歌が集まって、さまざまな歌が生まれる、そこにおもしろさがありますね。

私がこちらのブログで今まで紹介した作品と重複するものもありますが、違う作品もあります。

あらためて、ぜひ鑑賞なさってみてください。

それではまた!

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