「 吉野秀雄 」 一覧
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吉野秀雄短歌集『寒蝉集』全作品
吉野秀雄の短歌集『寒蝉集』 玉簾花 昭和十九年夏、はつ子胃を病みて鎌倉佐藤病院外科に入院し遂に再び起たず八月二十九日四児を残して命絶えき享年四十二会津八一大人戒名を授けたまひて叔真院釈尼貞初といふ ...
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真命の極みに堪へてししむらを敢えてゆだねしわぎも子あわれ 吉野秀雄代表作短歌
吉野秀雄の短歌集『寒蝉集』には、命が尽きようとする妻との愛の交歓を表す稀な短歌があることはよく知られています。 その代表作の成り立ちと『寒蝉集』について記します。
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吉野秀雄 妻の短歌「我が胸のそこひに汝の恃むべき清き泉のなしとせなくに」
吉野秀雄の妻は四児を遺して四十二歳にて亡くなった。八木重吉の妻登美子は、重吉とその遺児二人を結核ですべて亡くした。 その手記「琴は静かに」は、涙なくしては読めない。