斎藤茂吉 日めくり短歌

アマビエと斎藤茂吉「この病癒えしめたまへ朝日子の光よ赤く照らす光よ」【日めくり短歌】

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アマビエという妖怪がコロナ禍で人気となりました。古くから病除けとして民間で信仰されてきたもののようです。

今日の日めくり短歌は、病気とそのアマビエに思い出す「朝日子」のある斎藤茂吉の短歌のご紹介です。

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アマビエとは

アマビエというのは妖怪の一種で、新型コロナに伴って、どこからともなく聞かれるようになりました。

この「アマビエ」は古くから伝わる妖怪の名前であったようですが、水木しげるさんの「日本妖怪大全」で「あまえび」と誤植されたということで、「アマエビ」と記憶されていた方もいるそうです。

アマビコの語源は?

このアマビエの語源は、「天日子尊(あまびこのみこと)」が有力だとする説があります。

絵に残っている「天日子尊」のは、「ずんぐりむっくりとした毛の生えたダルマのような」姿です。

下に古くから伝わるその絵がありますのでご覧ください。

「天日子」とは

それでは、「天日子尊」の「天日子」とは何か。

ここからは、ブログ筆者の推測になりますが、短歌には「天」と書いて、「アメ」「アマ」と読むことがたいへん多いのは周知のことです。

そして「天日子」の「天日」というのは、今でも「天日干し」などという言葉がありますが、太陽の光のことです。

個人的には、「天日子」と聞けば、やはり連想するのは太陽のこと。そして思い出されるのは、斎藤茂吉の下の短歌です。

 

この病癒えしめたまへ朝日子の光よ赤く照らす光よ

読みは「このやまい いえしめたまえ あさひこの ひかりよあかく てらすひかりよ」

「朝日子」というのは、朝日のことで、「子」は親しみや尊敬を表す接尾語です。

歌の内容は、病気になった斎藤茂吉が、朝日にむかって、「自分の病気を治してください」と願うというものです。

斎藤茂吉の母上は、朝日に向かって毎朝必ず手を合わせていたということで、これは茂吉の母上だけではなく、古くは、太陽に対するそのような素朴な信仰があったようです。

そして、斎藤茂吉もその母上の信仰を幾分か受け継いだのでしょう。

アマビエも朝日子も、コロナ退散に力を貸してくれますように。

それでは、また明日!

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