斎藤茂吉

斎藤茂吉の握り飯の歌 おむすびの日【日めくり短歌】

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おむすびの日、阪神大震災の日におむすびを配ったことから制定されました。

他にも6月18日は、「おにぎりの日」とされています。

きょうの日めくり短歌は、斎藤茂吉他の握り飯の歌をご紹介します。

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おむすびの日の由来

1月17日は、阪神淡路大震災の起こった日です。

1月の寒い時期に被災をされて、食べ物にも困っている時、被災者の方々の手に渡ったのが「おむすび」でした。

そこから、お米の大切さと、ボランティアの方々の善意を各地に広めようと「おむすびの日」が制定されたということです。

「おにぎりの日」

おむすびの別名には「おにぎり」もあり、「おにぎりの日」6月18日 というのもあります。

けれども、阪神大震災の場合は、「おにぎり」よりも、「おむすび」の方が、人と人との結びつきが連想されていいですね。

 

斎藤茂吉のおむすびの短歌

斎藤茂吉には、おにぎりの短歌があります。

よる更けてふと握飯(にぎりめし)くひたくなり握飯くひぬ寒がりにつつ

作者と出典

斎藤茂吉 『赤光』大正元年 「犬の長鳴」

一首の意味

意味は夜遅くなって仕事をしていた作者が、空腹を覚えて、自ら台所に行って、おにぎりをこしらえて食べた、ということではないでしょうか。

斎藤家には女中もいますが、もう休んでいる夜更けのことです。

人の寝静まる頃ですので、台所には火が入っていない。

なので、とても寒いのですが、何とかおにぎりを食べたというところです。

この歌の次に

われひとりねむらむとしてゐたるとき外(そと)はこがらしの行くおときこゆ

があります。

「われひとり」というのは、他の人が皆寝静まっている、そして、自室には自分ひとりである。

そういう時に聞こえてくるのは、人の寝息や物の音ではなくて、ただ、木枯らしの音だけ。

斎藤茂吉は、婿養子候補として、斎藤家に入ったものの、まだこの頃は、婿となることが定まらず、妻てる子とは同じ敷地内の別々の家、または部屋に暮らしていたようです。

さびしくも、夜中の台所で一人おむすびを食べて、寝につく作者の姿が浮かんできます。

きょうの日めくり短歌は、斎藤茂吉のおにぎりの歌をご紹介しました。

それではまた!

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