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木立より雪解のしづく落つるおと聞きつつわれは歩みをとどむ 斎藤茂吉『白桃』

2021/5/22  

木立より雪解のしづく落つるおと聞きつつわれは歩みをとどむ 斎藤茂吉『白桃』から主要な代表歌の解説と観賞です。 このページは現代語訳付きの方です。 斎藤茂吉の第一歌集『赤光』一覧は >斎藤茂吉『赤光』短 ...

覚悟していでたつ兵も朝なゆふなにひとつ写象を持つにはあらず『石泉』斎藤茂吉満州事変の短歌

2022/8/24  

覚悟していでたつ兵も朝なゆふなにひとつ写象を持つにはあらず 斎藤茂吉『石泉』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。この歌は、昭和8年満州事変の報を受けて、そののちの作者の感慨を詠んだ作品です。 この ...

ぬばたまの夜にならむとするときに向ひの丘に雷ちかづきぬ 斎藤茂吉『ともしび』

2021/6/1  

ぬばたまの夜にならむとするときに向ひの丘に雷ちかづきぬ 斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 このページは現代語訳付きの方で、語の注解と「茂吉秀歌」から佐藤佐太郎の解釈も併記し ...

「桑の日」斎藤茂吉の桑の短歌【日めくり短歌】

2020/9/8    

9月8日は「桑の日」、福岡県のお茶屋さんが、桑のお茶に関連して制定されたそうです。 桑は養蚕業に欠かせない、蚕の飼料として、古くはなじみの深い植物であったようで、斎藤茂吉の短歌にも、桑を詠んだ短歌がた ...

関東大震災の短歌 斎藤茂吉と中村憲吉【日めくり短歌】

2021/11/5    

9月1日は震災記念日です。 大正12年(1923)の今日9月1日に発生した関東大震災、その死者を追弔し、記念する日です。 きょうの日めくり短歌は、斎藤茂吉の震災を詠んだ短歌をご紹介します。 スポンサー ...

ツェッペリン伯号が飛んだ日 斎藤茂吉の飛行船の歌【日めくり短歌】

2020/8/19    

8月19日は、ドイツの飛行船ツェッペリン伯号が、日本に立ち寄った日です。 斎藤茂吉の歌集『赤光』に、飛行船の短歌を詠んだものがあります。 きょうの日めくり短歌は、斎藤茂吉の飛行船の短歌をご紹介します。 ...

斎藤茂吉の歌集解説『赤光』~『白き山』『つきかげ』まで各歌集の特徴と代表作

2021/5/19  

斎藤茂吉の歌集で、一番有名なものは、最初の歌集『赤光』です。 その後の歌集は『あらたま』「つゆじも」、中期の歌集には「白桃」、晩年の代表作には「白き山」があります。 斎藤茂吉の歌集と各歌集の特徴、代表 ...

斎藤茂吉の妻輝子との関わり「幼な妻」の短歌と『あらたま』の諦観モチーフ

2020/8/8  

斎藤茂吉の妻てる子との関わりはどのようなものであったのでしょうか。 一言で言うと、斎藤茂吉と妻は、結婚当初から仲の良い関係ではありませんでした。 その苦悩は斎藤茂吉の作歌にも大きな影響を与えています。 ...

ながらへてあれば涙のいづるまで最上の川の春ををしまむ 斎藤茂吉『白き山』

2021/10/7    

ながらへてあれば涙のいづるまで最上の川の春ををしまむ 斎藤茂吉『白き山』から、疎開中に詠んだ最上川詠の中の主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 語の注解と塚本邦雄の注解も併記します。 スポンサーリンク

ひがしよりながれて大き最上川見おろしをれば時は逝くはや【日めくり短歌】

2021/9/14    

最上川氾濫のニュース、今年はまだ台風も来ていないのに、各地で大雨による被害が伝わっており、大変心配なことです。 最上川は斎藤茂吉が、晩年たくさん歌に詠み、いわば、こころの友とした川です。 今日の日めく ...

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