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歌集白桃・石泉・暁紅・小園・白き山・つきかげ他短歌解説記事一覧

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斎藤茂吉の歌集『たかはら』以降の歌集、「白桃」「石泉」「暁紅」「白き山」「つきかげ」他の歌集の代表作品と、解説のある短歌の一覧です。

斎藤茂吉の代表作短歌で、解説済みである作品は下の通りです。

各歌をクリックすると解説ページへ飛びますので、一首ずつ詳しくご覧ください。

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斎藤茂吉の『たかはら』他解説目次

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斎藤茂吉の歌集『たかはら』以降の代表作短歌で、当ブログで解説のある作品は下の通りです。

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斎藤茂吉の解説あり短歌記事

斎藤茂吉の解説が記してある、短歌の記事一覧です。

歌集『白桃』より

木立より雪解のしづく落つるおと聞きつつわれは歩みをとどむ 斎藤茂吉『白桃』

ただひとつ惜しみて置きし白桃のゆたけきを吾は食ひをはりけり/斎藤茂吉『白桃』

「遠雲にはつかにのこる赤光」「谷まより空にそびえし」〜斎藤茂吉「白桃」より

虹たちし空もありつつ北ぐにのとほき横手のかたに雨降る

黒林のなかに入りゆくドウナウはふかぶかとして波さへ立たず/斎藤茂吉の海外旅行詠

あはれあはれ電のごとくにひらめきて わが子等すらをにくむことあり 斎藤茂吉

歌集『石泉』より

こがらしも今は絶えたる寒空よりきのふも今日も月の照りくる 斎藤茂吉『石泉』

覚悟していでたつ兵も朝なゆふなにひとつ写象を持つにはあらず「石泉」

泡立ちて湧きくる泉の香を好しと幾むすびしつけふの日和に/斎藤茂吉

歌集『暁紅』

寒くなりしガードのしたに臥す犬に近寄りてゆく犬ありにけり 斎藤茂吉【日めくり短歌】

ガレージにトラックひとつ入らむとす少しためらひて入りて行きたり

鼠の巣片づけながらいふこゑは「ああそれなのにそれなのにねえ」

いめのごとき薄き雲らも或る時は紅葉の紅き山にいさよふ

雲のうへより光が差せばあはれあはれ彼岸すぎてより鳴く蝉のこゑ

歌集『小園』

隣り間に噦して居るをとめごよ汝が父親はそれを聞き居る

かへるでの赤芽萌えたつ頃となりわが犢鼻褌を自ら洗ふ 斎藤茂吉

沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ 

秋晴れの光となりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も

歌集『白き山』

ながらへてあれば涙のいづるまで最上の川の春ををしまむ 斎藤茂吉『白き山』

ひがしよりながれて大き最上川見おろしをれば時は逝くはや【日めくり短歌】

最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも 斎藤茂吉『白き山』

やまひより癒えたる吾はこころ楽し昼ふけにして紺の最上川/斎藤茂吉「白き山」

最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片 斎藤茂吉『白き山』

水すまし流にむかひさかのぼる汝がいきほひよ微かなれども

歌集『つきかげ』

わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ 斎藤茂吉『つきかげ』

 

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