アララギの歌人たち 未分類 短歌

土田耕平の短歌

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目にとめて信濃と思ふ山遠し雪か積もれる幽けき光
住み慣れて心寂しも磯小立青葉する頃はわれ痩せにけり

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山は暮れて海のおもてに暫らくのうす明りあり遠き蜩
この宿にかくて三度の年暮れぬ机の上の御ほとけの像
うつせみに逢見し子らや真間の野に立つかぎろひのあとかたもなき
桜葉の散る人なればさはやかに海の向山見えわたるなり
帰り来てひとりし悲し灯のもとに着物をとけば砂こぼれけり
「青杉」

山川のひびきの外(ほか)に何もなし四方をとざして雪ふりにけり
雪ばれの空すみはててかげもなし氷の如き夜ぞせまりくる
底こもり地(つち)のおくどよりうごきくる力ともあれ光ともあれ
「一塊」







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