季節の短歌

春秋の七草の和歌での覚え方

七草の和歌の覚え方には、和歌で覚えるのがおすすめです。

575の五七調、七五調のリズムに乗って口ずさめるようになりますよ。

七草の覚え方

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きょう1月7日は七草がゆの日です。

七草とは、七つの草のことですが、普段聞くことの少ない馴染みのない名前が含まれています。

春の七草、秋の七草それぞれの草花の名前を詠み込んだ和歌をご紹介します。

春の七草

春の七草は、正月の1月7日に食べることになっています。

1月は花が咲いているような季節ではありませんが、野草も目を出しています。

そのためか、寒い中でも春の七草が古来より詰まれていたようですね。

春の七草を詠んだ歌は以下の和歌です。

せりなずなごぎょうはこべらほとけのざ すずなすずしろこれぞ七種(ななくさ)

これは古い源氏物語の注釈書、1362年頃の『河海抄(かかいしょう)』 という書物に見られる和歌です。

七草に含まれる植物が、575777の短歌のリズムに沿って並べられています。

春の七草の種類

含まれている七草の種類は下のようになります。

  • セリ・・・芹
  • ナズナ・・・アブラナ、菜の花
  • ゴギョウ・・・おぎょう とも呼ばれる 母子草
  • ハコベラ・・・はこべのこと
  • ホトケノザ・・・今もある仏の座
  • スズナ・・・蕪
  • スズシロ・・・大根のこと

現代でもおなじみの草があるのでよくわかりますね。

 

秋の七草の和歌

一方秋の七草については、山上憶良が詠んだ下の歌がよく知られています。

萩の花尾花葛花(くずはな)なでしこの花おみなえしまた藤袴(ふじばかま)朝顔の花

読み:はぎのはな おばなくずはな なでしこの はなおみなえし またふじばかま あさがおのはな

作者と出典

出典:万葉集巻8 1538

作者:山上憶良 やまのうえのおくら

解説

「花」と「また」を喰分けて、57577のリズムに整える工夫がされています。

これは万葉集に「山上臣憶良の、秋の野の花を詠みし歌2首」とある中の一首で、前の歌は

秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七種(ななくさ)の花
-巻8 1537

となっています。

七草がゆとは限りませんが、食用に利用されていたのだと思われます。

それでは皆様も今日は、古くからの草花に思いを起こしながら七草がゆを召し上がってくださいね。




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