三枝浩樹さん歌集「時祷集」が迢空賞 - 短歌のこと

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三枝浩樹さん歌集「時祷集」が迢空賞

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こんにちは。まるです。
今日は三枝浩樹さんの歌集「時祷集」が迢空賞を受賞のニュースです。おめでとうございます。

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三枝浩樹歌集「時祷集」

第52回迢空(ちょうくう)賞(角川文化振興財団主催)の選考委員会が28日、東京都内で開かれ、三枝浩樹さん(71)の歌集「時祷(じとう)集」(角川文化振興財団)が選ばれた。「時祷集」は第22回若山牧水賞も受賞している。贈呈式は6月29日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで蛇笏賞とともに行われる。三枝さんは1946年、甲府市生まれ。歌誌「沃野(よくや)」代表。

三枝浩樹の短歌

若山牧水賞のページ 自選15首から
きみなくてレリークヴィエを聴きいたり外との面もは雨のしののめらしい
野に熟れたるトマトの甘さひとふりの塩きらめきて色の濡れたり
イフェマールとはつかのまのいのちにてそのつかのまをわれらは生くる
うつせみのひかり集めてたまかぎる夕べの色とわれはなりゆく
野の道に西日憩やすみてワレモコウいろあざやかに立ちいたりけり
ひとりにひとつの死、ふたつなき死を負えば歔欷きよきしずかなる雪に降る雨
うつしよに母のいまさぬ四季めぐり今朝甲斐が嶺に雪しろく積む
おのずから胸に浮かびてとどまればしばし秘密のごとく母恋う
亡き者と在る者・非在と存在の近しさ あわれ秋の日の中
或る痛ましい過去をもつ少年に
きみの中の花瓶は修復できるから なずなすずしろを摘みにいこうか
谷間ながるるひと幅の水 秋ふかきひかりはこんなところにも居る
ときどきのかりそめをおのが姿とし水ながれたりひかりとなりて
広やかなあおぞら ゆるすということを否、ゆるされていること知らず
八月六日の朝に
福島にむきあう広島 ヒロシマとフクシマ 雨の八時十五分
ゴドーを待ちながら人生がすぎてゆくかたえの人もようやく老いぬ
経歴を見たところ、「三枝浩樹の父は窪田空穂門下の歌人」で実兄は三枝昂さん、家族に歌が根付いているという環境で、歌を詠まれてきた方のようです。

受賞した「時祷集」はこちら。

第二歌集「歩行者」は、お若い時の感性のみずみずしい短歌。

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