「いい夫婦の日」推理作家 内田康夫さんのすてきな夫婦短歌【日めくり短歌】  

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「いい夫婦の日」推理作家 内田康夫さんのすてきな夫婦短歌【日めくり短歌】

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11月22日は「いい夫婦の日」。

11月に限らず、毎月22日は「夫婦の日」なのだそうですよ。

今日の日めくり短歌は推理作家、内田康夫さんが奥様と夫婦で詠み合った短歌が掲載されているサイトをご紹介します。

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内田康夫「浅見光彦シリーズ」の作者

内田さんと言えば「浅見光彦シリーズ」が有名な推理作家ですが、惜しくも今年3月に亡くなられてしまいました。

短歌は脳梗塞の療養中に、思うように小説が書けない時に、編集者の勧めで始められたようです。

その時の心境を奥様の早坂真紀さんが「ご挨拶」で次のように語られています。

以前に夫が『歌枕かるいざわ』という歌集を出版したことを思い出し、ひょうたんから駒ではありませんが、編集者の方が、いずれ小説を書くまでのリハビリを兼ねた短歌のサイトを作ろうとおっしゃってくださったのです。夫婦で……という申し出にはギョッ!でしたが。
私は子どものころから詩は書いておりましたが、短歌はまったくの素人です。でもこのサイトをご覧になって「これなら自分だって」と思う方が出てくるかもと、自分に言い聞かせております。

謙遜なさっておいでですが、歌の方はとにかく楽しい。

もちろん、療養中のこととて、哀しいものもありますが、夫婦で歌を詠まれるなどは、お仕事とはいえ、うらやましい限りです。

少しだけ下にご紹介しましょうね。

 

内田康夫さんの短歌

内田康夫さんは本業は、複雑なあらすじの推理作家なのですが、短歌はとてもシンプルに、心境が表されています。

風強く 妻の歌声 背に聞けど 泣いているのか とぎれとぎれに
地を這いて 動きを止めし モンキチョウの 生命(いのち)見つめし 初霜の朝
車椅子 早押しで行く 朝の道 頬切る風に 「生」のよろこび
紅白の 終わりて鐘に 耳澄まし 心静かに 『今』を見つめぬ

内田康夫さんの奥様早坂真紀さんの短歌

若き日の 愛の記憶は アニマート 時過ぎゆきて 今はモデラート
朝焼けが ロマンティックと 振り向けば 夫の笑顔に 少年の瞳(め)
スカートの 裾丈詰める われの背を 抱きしめ夫は 何も語らず
車椅子 段差を上がる 手の力 雪掻くときの 重さにも似て

あなたもぜひ今日から”夫婦短歌”をパートナーと共に始めてみませんか。

毎日でなくてもいい、上手でなくてもいいのです。

できあがったら、パートナーにも見せてくださいね。

そして、どうぞ短歌を楽しんでみてください。

きょうの日めくり短歌は、いい夫婦の日にちなんで、内田康夫さんの短歌をご紹介しました。

日めくり短歌一覧はこちらから→日めくり短歌

 

  
 

 

   

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