令和

新皇后雅子様の歌会始の短歌 平成から令和へ 被災地,吾子を詠む

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新天皇が皇太子時代に詠まれた短歌、御製の数々が、「世を思い詠む 令和へ続く歌」として、今朝の朝日新聞に掲載されました。
令和の時代を迎え、新皇后となられた、雅子様の短歌をご紹介します。

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雅子様の平成から令和へ続く短歌

雅子様は平成の皇太子時代に新天皇に嫁がれ、外国訪問先での交流、震災被災地への思い、ご長女愛子様の成長、折々の出来事を歌にしたためてこられました。

雅子様の御歌の数々をご紹介させていただきます。
なお、新天皇陛下の歌は前の記事にございますので、併せてご覧ください。

 

雅子様の短歌

皇居で新年に毎年行われる「歌会始」という行事があります。

その際に雅子様が毎年詠まれた中から、朝日新聞が、雅子様のこれまでの歩みをたどれるように選択したものです。
年代順です。

歌会始題 波 平成6年

君と見る波しづかなる琵琶の湖(うみ)さやけき月は水面(みなも)おし照る

雅子さまにとって初めての歌会始。
ご夫妻はそろって、前年の滋賀県の場面を歌に詠まれました。

 

歌会始題 歌 平成7年

夕映えの砂漠の町にひびきくる祈りの時をつぐる歌声

サウジアラビアをご訪問。
リヤド郊外で夕日に映える「赤い砂漠」をご夫妻で歩かれました

 

歌会始題 姿 平成9年

ルワンダへ長くつらなる土の道あゆむ人らに幸多くあれ

アフリカのルワンダをご訪問された折の歌。

 

歌会始題 青 平成11年

摩文仁なる礎の丘に見はるかす空よりあをくなぎわたる海

かつての激戦地であった摩文仁の丘を訪ねられ、亡くなった方の慰霊と、土地の方々と交流されました。

 

歌会始題 時 平成12年

七年を(ななとせを)みちびきたまふ我が君と語らひの時重ねつつ来ぬ

「君」は敬称で、天皇陛下のことです。
一般の「夫」のことも「君」と詠まれます。

 

歌会始題 草 平成13年

君とゆく那須の花野にあたらしき秋草の名を知りてうれしき

那須御用邸で、ご家族でつくろがれたご様子です。

 

歌会始題 春 平成14年

生(あ)れいでしみどり児いのちかがやきて君と迎ふる春すがすがし

愛子様ご誕生という、最大の御喜びを詠まれました。

 

歌会始題 町 平成15年

いちやう並木あゆみてであふ町びとにみどり児は顔ゑみてこたふる

お子様を詠まれた歌は、いずれもいつくしみと安らぎに満ちています。
お幸せなご様子に読む者の心も慰められます。

 

歌会始題 幸 平成16年

寝入る前かたらひすごすひと時の吾子の笑顔は幸せに満つ

 

歌会始題 笑み 平成18年

輪の中のひとり笑へばまたひとり幼なの笑ひひろがりてゆく

 

歌会始題 光 平成21年

制服のあかきネクタイ胸にとめ一年生に吾子はなりたり

愛子様が、学習院にご入学されました。愛子様の成長を見守る雅子様のまなざしが感じられます。

 

歌会始題 岸 平成24年

春あさき林あゆめば仁田沼の岸辺に群れてみづばせう咲く

磐梯朝日国立公園仁田沼。復興の進む福島県をご訪問。

 

歌会始題 立 平成25年

十一年前吾子の生れたる師走の夜立待ち月はあかく照りたり

愛子様は12月にお生まれです。

立(ち)待ち月は、夕方立って待つ間に出る月のことでしょうか。

 

歌会始題 静 平成26年

悲しみも包みこむごと釜石の海は静かに水たたへたり

岩手県釜石をご訪問。
震災時には東北を津波が襲いましたが、その海も今は静まっているという切々とした情景です。

 

歌会始題 本 平成27年

恩師より贈られし本ひもとけば若き学びの日々のなつかし

雅子様はハーバード大学で学ばれた才媛で、そのごキャリアウーマンとなられ、皇室入りされました。

 

歌会始題 人 平成28年

ふるさとの復興願ひて語りあふ若人たちのまなざしは澄む

被災地ご訪問の折の歌。
土地の若い人たち「若人 わこうど」と交流されました。

 

歌会始題 野 平成29年

那須の野を親子三人で歩みつつ吾子に教ふる秋の花の名

愛子様もすっかりご成長なさったご様子がうかがえます。
「親子三人(みたり」が微笑ましくあらせられます。

 

歌会始題 語 平成29年

あたらしき住まひに入りて閖上(ゆりあげ)の人ら語れる希望のうれし

閖上(ゆりあげは宮城県名取市にある町。
新しい住まいと共に気持ちも立て直した、人々の様子を詠まれたものです。

 

歌会始題 光 平成30年

大君と母宮の愛でし御園生の白樺冴ゆる朝の光に

「園生」とは、 「植物を植えて栽培する庭園」のことで、皇居の御庭のこと。
それらを愛でる「大君と母宮」は、平成の天皇陛下と皇后さまです。

 

新元号が令和になった今日の新聞の伝える新皇后雅子様の御歌は以上です。

令和の御代が末永く続くことを祈念しつつ、新天皇及び新皇后雅子様の御歌をご紹介させていただきました。

新しい御代と共に、なおいっそうのお喜びが雅子様にもたらされますように。

 





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