わがこころ澄みゆく時に詠む歌か詠みゆくほどに澄めるこころか 若山牧水の短歌が、朝日新聞「折々のことば」に紹介されました。
きょうの日めくり短歌は、若山牧水の短歌一首をご紹介します。
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わがこころ澄みゆく時に詠む歌か詠みゆくほどに澄めるこころか
作者:若山牧水
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— まる (@marutanka) August 30, 2020
朝日新聞「折々のことば」は哲学者の鷲田清一(わしだ きよかず)氏が、毎日短歌や俳句、本その他の短い言葉を紹介するというコーナーです。
新聞一面の左下の方に毎日載っています。
若山牧水の歌を詠むこころ
上の若山牧水の短歌について、牧水の語ったことを鷲田氏は次のように
歌は自分を知り、守り育てたいために詠むものだと歌人は言う。自分を僅かなりとも「濁りのないもの」にしたい。その点で「合掌礼拝」に似ると。
作歌と「合掌礼拝」
「合掌礼拝」というのは、手を合わせて、神社や仏壇にお参りすることをいうのでしょう。
そのような「澄んだ気持ちの時に」歌が生まれる。それが「わが心澄みゆく時に詠む歌か」。
そして、歌を詠みながら、ますます心が澄んでくる、そのような作歌と心の連動を表したものです。
このような歌は、「歌詠みが歌を詠む」と言われて、あまりうまくいかないことが多いようですが、優れた歌人である牧水の歌は、歌詠みの心を伝えてくれますね。
きょうの日めくり短歌は、若山牧水の短歌一首をご紹介しました。
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それではまた明日!
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