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長塚節の短歌「夏は必ず我れ死なざらむ」と太宰治「晩年」書き出しの比較

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単衣きてこころほがらにかになりにけり夏は必ず我れ死なざらむ 長塚節

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太宰治の「晩年 葉」書き出し


「死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。」

の箇所は、どうも上の短歌から思いついたもののような気がする。

太宰の色紙で、伊藤左千夫の「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」を書いたものが残っている。長塚節と伊藤はどちらもアララギ派歌人。

あとの歌は、入水との関連で思い出す人も多いようだ。

ちなみに、代表作『人間失格』との題名は、その前『二十世紀旗手』の中の『HUMAN LOST』をさらに和訳したものではないかと思う。そもそも『二十世紀旗手』を見てもわかるように題名にも佳句が多い。







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