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夏目漱石はIloveyouアイラブユーを「月がきれいですね」と訳「酒なくて詩なくて月の静けさよ」

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新聞の「よむサラダ」に、茂木健一郎氏が書いていたことがある。

「アイ・ラブ・ユー」の訳は夏目漱石によると「月がきれいですね」だったそうである。日本語には「愛する」という観念がないのだという。

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『月がきれいですね』

ネットで調べたところ、学校教師時代に学生の直訳に対して、「そんな言葉は日本語に存在しない。『月がきれいですね』とでも訳しておくのがよい。」ということであったらしい。

「日本人にはそれで通じる」というのも、わからなくもない。

洋画のアイ・ラブ・ユーは何と訳す?

一方、洋画でよく家族間で言い交わされる「アイ・ラブ・ユー」は、「頑張って」と訳してもいいと読んだことがある。
恋人間ばかりでもなくて家族、親子でも交わされる言葉なので、その方が自然な訳かもしれない。

よく使われる I’m proud of you

「I’m proud of you.」なら、映画シックスセンスの最後の方に、亡くなった祖母の言葉を少年が母親に伝える場面があった。

祖母の墓に尋ねた「お母さん、私を愛していた?」への少年の口を借りての祖母の答え、「I’m always proud of you.」を聞いた母親は涙を流す。

訳はともかく、どちらも相手を肯定する意味合いが強いのは変わらない。こういう言葉は、むしろ現代の家族間なら、だいじにしたいと思う。
 
「月がきれいですね」は、場合によっては風流であるけれども、明治時代ならいざ知らず、せっかくの「アイ・ラブ・ユー」を、おしなべて「月」にしてしまうのは、もったいなくはなかろうか。

月の静けさ

夏目漱石は俳句も詠んでいて、月の句にもおもしろいものがある。

 酒なくて詩なくて月の静けさよ

漱石は胃弱でもあって、下戸だったらしい。それよりもなぜ、「詩なくて」なのかと問いたい気もするが、おそらく文筆の人にとっては、文字で考えることは気の休まることではなかったのだろう。
 
ここまで書いて縁側に出てみたら、ちょうど真向かいに見上げたところに月が照っていた。太陽ならば直接には見ることはできない。月ならではの月見なのだと思った。

ヴィクトール・フランクルの引いた「光は暗きに照る」という言葉を、ふと思い出す。それこそが月の美しさなのかもしれない。

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