本・歌集 現代短歌

木下龍也さん短歌作品集『つむじ風ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』

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こんにちは。まるです。
木下龍也さんという歌人の歌集を読みました。アマゾンのKindleで読んだので無料で読めました。Kindleについては後程説明しますが、おもしろいことに本の中に、他に同じ歌集を読んでいる人との「共有」ができるシステムがありました。

つまり、他の人がどの短歌を気に入ったのかということが、読みながら確認できるようになっているというものなのですが、ひとりではなく、皆でその歌集を読んでいるような、不思議な感覚で楽しめるものでした。

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木下龍也『つむじかぜここにあります』

今見ているのは「つむじ風、ここにあります」の自選100首というものから、皆に共有されて「x人がハイライトしています」として表示されているものです。
要するに読者の気に入ったものということですね。

レジ袋いりませんってつぶやいて今日の役目を終えた声帯
雨ですね。上半身を送ります。時々抱いてやってください。
空を買うついでに海も買いました水平線は手に入らない
手がかりはくたびれ具合だけだったビニール傘のひとつに触れる
ハンカチを落としましたよああこれは僕が鬼だということですか
母が死ぬ前からあった星だけど母だと思うことにしました
そういえばいろいろ捨ててあきらめて私を生んでくれてありがとう
右利きに強制されたその右で母の遺骨を拾う日が来る
愛してる。手をつなぎたい。キスしたい。抱きたい。(ごめん、ひとつだけ嘘)
「かなしい」と君の口から「しい」のかぜそれがいちばんうつくしい風

他に私の好きなものと言えば、タイトルになった歌を含む下のもの。

つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる
夕暮れのゼブラゾーンをビートルズみたいに歩くたったひとりで
雑踏の中でゆっくりしゃがみこみほどけた蝶を生き返らせる

それから、よく木下龍也の代表作のように、下の2首が引かれているのを見つけます。

いくつもの手に撫でられて少年はようやく父の死を理解する
コンビニのバックヤードでミサイルを補充しているような感覚
B型の不足を叫ぶ青年が血のいれものとして僕を見る

木下龍也さんの短歌の特徴としてよく言われるのは、ユーモアとブラックユーモアだそうです。コピーライター志望だったということもうなずけるような作品もあります。

木下龍也さん経歴

2018年生。山口県出身。2011年より本格的に作歌を始め、ダ・ヴィンチ誌上『短歌ください』(穂村弘選)や短歌×写真のフリーペーパー『うたらば』、毎日新聞歌壇などに作品を投稿。2012年、現代歌人協会主催の第41回全国短歌大会にて大会賞を受賞。東直子、加藤治郎のスカウトにより、第一歌集『つむじ風、ここにあります』を出版する。2016年より上京。

 

木下龍也『つむじ風ここにあります』と最新の歌集『きみを嫌いな奴はクズだよ』はどちらも、アマゾンの「Kindle Umlimited」(キンドル アンリミテッド)というのを契約すると、無料で読めます。

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利用料は月額980円なので、1か月に1~2冊以上読めば、まず元は取れます。初月は30日間無料です。

本のサイズのタブレットがおすすめ

パソコンでも携帯でも読めますが、本の大きさのKindle(キンドル)端末、タブレットというのがあれば、携帯より大きい画面で見られます。

いちばん小さい7インチサイズなら寝転がってかざせますし、本を読むのと同じ感覚で読めますのでおすすめです。

タブレットは、いろいろな会社のものがありますが、AmazonのFire 7 タブレットというのが格安なので、これもおすすめです。

Kindle umlimitedで読める歌集は、引き続きご紹介していきます。ぜひ無料体験中にのぞいてみてください。

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