日めくり短歌

人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は【日めくり短歌】

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昨日のことば検定で、「教える」という言葉の語源が、「愛おしむ」にあるということ、その例文として、後鳥羽院の和歌「人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は」が取り上げられました。

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「教える」の語源

朝のテレビ番組グッドモーニングで、「教える」という言葉の語源についての問題が出題されました。

それによると、「教える」の語源は「をし」、物を惜しむ「惜しい」の惜しですが、「愛しい」の意味もあります。

例文として示されたのが、後鳥羽院の百人一首の歌でした。

 

人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は

意味は、

ある時は人々を愛しく思い、またある時は恨めしいとも思う。この世はどうにもならないものだが、それゆえに物思いをする私であるよ

この「人をいとおしむ」という言葉の「をし」が、「大切なことを人々に分け与える」という意味の「教える」に転じたということでした。

後鳥羽院は、北条氏の討伐に失敗して隠岐に流された天皇です。

高貴な身分ながら、家族ともどもそれまでの暮らしを諦めなればならなかったわけでですが、その地で19年永らえ、たくさんの短歌を残しました。

この歌は、百人一首の99番目に選ばれており、後鳥羽院の境涯を伝えるものとなっています。

この歌について詳しく
人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は 後鳥羽院







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