短歌・和歌

歌人竹山広の長崎原爆の短歌【日めくり短歌】

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今日8月6日は、広島平和記念日であり、原爆の日。

75年前のきょう、原爆の投下により14万人が亡くなりました。

きょうの日めくり短歌は、原爆の体験を詠んだ竹山広氏の短歌をご紹介します。

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くろぐろと水満ち水にうち合へる死者満ちてわがとこしへの川

歌人 竹山広の長崎原爆の歌

竹山広氏は長崎県で被爆されました。今から75年前の8月9日のことです。

上の歌はその代表詠。

爆心地にありながら、奇跡的に軽傷で済んだといいます。

兄上の最期を看取る

傷軽きを頼られてこころ慄ふのみ松山燃ゆ山里燃ゆ浦上天主堂燃ゆ

傷が軽くても、衝撃は大きく、またなすすべもなく、そこでお兄さんの最後を看取ります。

 

たづねたづねて夕ぐれとなる山のなか皮膚なき兄の顔にまぢかく

せっかく会えたお兄さんも、息をひきとります。

 

死の前の水わが手より飲みしこと飲ましめしことひとつかがやく

作者は幸いにして、生き残ることができましたが、逃れたことへの自責の念は生涯つきまとったとのこと。

平成7年の阪神大震災の短歌

平成7年の阪神大震災において

居合わせし居合わせざりしことつひに天運にして居合わせし人

「居合わせた事実を心にも体にも深く負って生きることになった」(佐々木幸綱)

 

さくらよりさくらに歩みつつおもふ悔恨ふかくひとは滅びむ

70代の歌。あまりにも亡くなった人が多く、自分が生き残ったことを喜ぶどころではないというのが、想像を絶します。

天災はともかく、戦争の惨事の大きさは決して忘れられてはなりません。

けっして再び原爆を使ってはいけないという思いを新たにする8月6日が今年も巡ってきました。

 

きょうの日めくり短歌は、竹山広氏の短歌をご紹介しました。

それではまた明日!

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