俵万智さんの短歌イベント「俵万智×AI 恋の歌会」で「初夏の光とともにやってくる」の入選作が新聞に掲載されました。
入選作品をご紹介します。
「俵万智×AI 恋の歌会」
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「俵万智×AI 恋の歌会」は朝日新聞主催の短歌イベントで、AIの作る短歌を通して、短歌の本質を考察しようというものです。
その中では短歌の投稿「付句」と「恋の歌」が募集され、その入選作が19日の朝日新聞に掲載されました。
「付句」とは
「付句」とは俵万智さんが詠んだ「初夏の光とともにやってくる」を上の句として下の句を続けるという、いわば合作の歌です。
「初夏の光とともにやってくる」(5+7+5) の下の 7+7をつけるという形で募集されました。
もうひとつ「恋の歌」部門と共に、7千首が寄せられています。
その中から選りすぐりの入選作をお知らせします。
付句部門1席
付句部門1席の短歌作品は、本城由紀子さんの短歌
初夏の光とともにやってくる三十八歳のままの息子よ
早世した息子さんのことが読まれています。
自身も息子さんがいる俵さんは選歌していて「もらい泣きしてしまう感じがありました」と評しています。
付句部門2席
初夏の光とともにやってくるブレーキ音で君だとわかる
作者は堀晃輔さん。
自転車のブレーキが鳴るその音から、大好きな人がわかる。
「初夏の…」の上句と共に、さわやかな恋愛を感じさせる歌です。
付句部門3席
初夏の光とともにやってくる葉書いちまい君の街から
作者は土屋ひろ菜さん。
メールではなくてはがきというのがめずらしいですね。
その他の入選作については朝日新聞でご覧ください。