熊本を訪れた与謝野晶子の球磨川と阿蘇を詠んだ歌【日めくり短歌】  

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熊本を訪れた与謝野晶子の球磨川と阿蘇を詠んだ歌【日めくり短歌】

2020年7月6日

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与謝野晶子が熊本を訪れた際に、球磨川を読んだ短歌が朝日新聞の天声人語で紹介されていました。

与謝野晶子は鉄幹と共に、昭和7年に熊本を訪れています。

熊本の人への応援の気持ちを込めて、与謝野晶子の短歌を紹介します。

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与謝野晶子の熊本・球磨川の短歌

与謝野晶子が、夫の与謝野鉄幹と共に熊本訪れた際に、球磨川を詠んだ短歌です。

2日前の朝日新聞の「天声人語」欄で紹介されていたものです。

大ぞらの山の際(きわ)より初(はじ)まると同じ幅ある球磨の川かな

山の幅いっぱいに、谷を流れる球磨川の様子に着目し、球磨川の幅の雄大さについて表したものです。

もう一首

川あをく相良(さがら)の町の蔵しろし蓮(はちす)の池にうかべるごとく

こちらは相良の町の様子。

やや離れて見たものか、青い川を背景に、まるで白い蓮の花が浮かんでいるかのように、背の高い蔵が見えるという眺めを詠んだもののようです。

 

与謝野晶子の歌碑

与謝野鉄幹・晶子夫妻は、昭和7年(1932年)に阿蘇を訪れたとのこと、熊本には与謝野晶子と鉄幹の歌を刻んだ歌碑が設立されています。

霧の色ひときは黒しかの空にありて煙るか阿蘇の頂(鉄幹)

うす霧や大観峰によりそひて朝がほのさく阿蘇の山荘(晶子)

阿蘇市内牧というところの蘇山郷というホテルの敷地の中にあるそうです。

与謝野夫妻が泊ったのが、その蘇山邸であったそうですね。

現在は「与謝野鉄幹・晶子ゆかりの宿」となっています。

水害がおさまったら、ぜひまた皆さん訪れてみてください。毎日応援しています!

 

 

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