短歌全般

歌会始の儀2023年 召人・選者と入選者の短歌作品

歌会始の儀が2023年1月18日に皇居松の間で開かれました。

歌会始の召人と選者、一般の入選者の短歌の入選作品をお知らせします。

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歌会始2023年

毎年恒例の歌会始の儀が、今年2023年1月18日に皇居松の間で開かれました。

今年のお題は「友」です。

選者と一般の短歌の入選作品をお知らせします。

天皇皇后両陛下と皇室の方々の作品は前の記事に

歌会始めとはどのようなものかの解説は下の記事で読めます。

 

この記事では、歌会の召人と選者の作品をご紹介します。

 

召人 小島ゆかりさんの作品

旧友のごとくなつかしあかねさす夕陽(ゆうひ)の丘に犬とゐる人

作者 小島ゆかり

 

選者の短歌作品

歌会始めの選者の作品です。

三枝昴之さん

月蝕(げつしよく)ののちの望月(もちづき)くまもなき地上にわれが友垣がゐる

 

永田和宏さん

悪友と呼びたき友のいくたりを思ひ浮かべてゐる月の食

 

今野寿美さん

「みづの上」につらつらしるす一葉の友といへるもなくとぞあるを

 

内藤明さん

海越えて柔らかき声まだ逢はぬ友といつしか卓を囲まむ

 

入選者と短歌入選作品

ここからは一般から応募のあった中から入選した短歌をご紹介します。

岡山県 藤井正子さん

温もりの残る手袋渡されて君は友より夫となりぬ

参考:手袋の短歌

 

熊本県 三浦清美さん

卒論は梶井だつたね君だけが四十二歳のままなる友よ

 

参考:『檸檬』の作者梶井基次郎の最期に母ヒサのかけた言葉

 

東京都 久和鏡子さん

キスゲ作尾瀬の木道友の背のリズムで歩くすこし離れて

・・

新潟県 相川澄子さん

友だちはゐないんだよと言ふ君の瞳の中に私を探す

・・

神奈川県 岩田真治さん

つくるでもできるでもなくそこにゐたあなたをわたしは友とよんでる

・・

茨城県 芳山三貴雄さん

ともだちを友人と呼ぶやうになり子は就活をほどなく終へる

・・

島根県 漆松友香さん

「母さんも友だちできた?」と小一の吾子(あこ)に問はれし仕事の初日

・・

京都府 丹羽紗耶香さん

友といふ言葉を知らぬ一歳が泣いてゐる子の頭を撫でる

・・

東京都 吉田直子さん

みづいろの絵の具ばかりを借りにきた友の見てゐた空を知りたい

・・

山梨県 小宮山碧生さん

友の呼ぶ僕のあだ名はわるくないほかのやつには呼ばせないけど

歌会始め来年のお題は「和」

来年のお題は「和」です。

「和」の文字が詠み込まれていればよく、「和らぐ」「和む」のような訓読にしてもよいそうです。

終わりに

2023年歌会始の召人(めしうど)と選者、一般の方々の歌会始の短歌をご紹介しました。

皆さまのすばらしい作品をありがとうございました。

天皇皇后両陛下と皇室の方々の作品はこちら
歌会始の儀2023年 天皇陛下・皇后雅子様・愛子様 皇族の短歌作品一覧




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