短歌・和歌

歌会始の儀2021年 召人・選者と入選者の短歌作品

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歌会始の儀が、2か月遅れて3月26日、皇居で開かれました。

いつもなら1月ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で3月の開催となりました。

歌会始めの召人と選者、一般の入選者の短歌の入選作品をお知らせします。

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歌会始めが開催

歌会始の儀が、2か月遅れて3月26日、皇居で開かれました。

いつもなら1月ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で3月の開催となったものです。

選者と一般の短歌の入選作品をお知らせします。

天皇皇后両陛下と皇室の方々の作品は前の記事に

 

歌会始めとはどのようなものかの解説です

・・・

召人と選者の作品

この記事では、歌会の召人と選者の作品をご紹介します。

召人 加賀乙彦さんの作品

召人(めしうど)は今年は、作家の加賀乙彦さんです。

召人(めしうど)とは、一般から招待されて、歌を詠む役割の人のことです。

千年を生きむ樟(くす)の木が実在し巡りて子らは駈けつこをする

作者 加賀乙彦

 

選者の方々の短歌作品

歌会始めの選者の作品です。

篠弘さん

野に棲めば己がからだは実たされて銀杏黄葉(いちょうもみじ)を両手に掬ふ

三枝昴之さん

軒下の甲州百目まろやかにこのあめつちの実り明るむ

永田和宏さん

若き日の実験ノートに残されて不要のごとき歌の断片(きれはし)

今野寿美さん

写実派が鳥の巣ゑがきその底のたまごふたつの聖なる斑(まだら)

内藤明さん

いましばし眠りて待たむ茂り合ふ命の樹に実の色づくを

入選者の作品

ここからは一般から応募のあった中から入選した短歌をご紹介します。

秋田県 柴田勇さん

大学の実験室は旧兵舎窓辺に寄りて目盛りを読みぬ

秋田市の元県職員、柴田勇さんは、東京農業大学世田谷キャンパスに通っていた大学時代を振り返り、旧陸軍の施設として使われていた古い木造校舎の実験室で共に学んだ友人との思い出を詠まれたものです。――NHK

 

福井県 杉崎康代

見合い終へあなたの母から門前でゆすらの紅実てのひらにうく

夫の実家をお見合いで訪ねた日のことを、夫の母への感謝の気持ちを込めて詠まれました――NHK

 

三重県 加藤京子

此処よりは世界遺産と言ふ森の土やはらかし橅(ぶな)の実落ちて

このうち東海3県からだた1人選ばれた伊勢市の主婦、加藤京子さん(71)は、15年前に秋田県と青森県にまたがる世界自然遺産の白神山地を友人たちとトレッキングした際に見たブナの林をと詠みました。

 

埼玉県 渡辺照夫さん

台風の進路予測を聴きながらまだ少し若い梨の実も穫る

・・

神奈川県 松山紀子

実践に臨む瞳のあどけなさロボットはわが言葉聴きをり

・・

東京都 石井豊彦さん

今日からは臨床実習の冬の朝少し足早に聖橋渡る

・・

広島県 山本美和さん

シールドの向かうの客に釣り渡す架空のような現実にゐる

・・

東京都 吉田直子さん

空白に史実のピース集めても想ひつかめぬ歴史のパズル

・・

長野県 木下玲奈さん

せんせいと子らから呼ばれ振り返り実習生は先生となる

・・

新潟県 藤井大豊さん

七限の書道の授業は「実」の文字最後の払ひに力を込める

歌会始め来年のお題は「窓」

来年のお題は「窓」です。

「窓」の文字が詠み込まれていればよく、「窓辺」「車窓」「同窓」のような熟語にしてもよいそうです。

終わりに

2月遅れで開催された、2021年歌会始の召人(めしうど)と選者、一般の方々の歌会始の短歌をご紹介しました。

皆さまのすばらしい作品をありがとうございました。







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