古今・新古今集

今宵こむ人にはあはじ七夕のひさしきほどに待ちもこそすれ 素性法師

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今宵こむ人にはあはじ七夕のひさしきほどに待ちもこそすれ 素性法師

古今和歌集の七夕歌の代表的な和歌である、素性法師の作品の解説・鑑賞を記します。

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今宵こむ人にはあはじ七夕のひさしきほどに待ちもこそすれ

読み:こよいこん ひとにはあわじ たなばたの ひさしきほどに まちもこそすれ

作者と出典

素性法師 古今和歌集 181

素性法師は36歌仙の1人

意味と現代語訳

今夜来るあの人には逢わないでいよう。七夕の牽牛と織姫のように、次に逢うまで一年も待つことになってしまうから

句切れと修辞

  • 2句切れ
  • 「こそ…すれ」の係り結び

 

解説

素性法師の七夕歌として、よく知られる一首.

素性法師は男性ですが、女性の立場で歌った歌です。

「あはじ」までで、まず作者の意思を示し、その理由が、それ以下の「七夕の…」の部分に示されます。

牽牛と織姫が会えないことと同時に、相手への強い思いを示唆しています。

「七夕のひさしきほど」の「ひさし」は、時間の長さのこと。

「七夕の」がつくことで、時間にすれば1年ですが、そのように男女がなかなか会えないことを「七夕」の言葉で示します。

素性法師について

素性法師 そせいほうし

平安前期の歌人。生没年不詳。三十六歌仙の一人。僧正遍昭の子。俗名良岑玄利(よしみねのはるとし)。
出家して雲林院に住み,896年(寛平8)雲林院に行幸の日,権律師となり,後に石上(いそのかみ)の良因院に移った。宇多天皇時代に最も活躍し,《古今集》の撰者たちと親交があった。《古今集》以下の勅撰集に60首,家集に《素性集》がある。歌風は軽妙洒脱の中にも優美さがあり,〈見わたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の錦なりける〉(《古今集》巻一)などの静止的で絵画風な歌の中にもその一端がうかがわれる。―https://kotobank.jp/word/%E7%B4%A0%E6%80%A7%E6%B3%95%E5%B8%AB-90121

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