麻生孝さんの新聞配達の短歌が朝日新聞の天声人語欄で紹介されました。
朝日歌壇に投稿された麻生孝さんの短歌をご紹介します。
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麻生孝さんの短歌
麻生孝さんの新聞配達の短歌が朝日新聞の天声人語欄で紹介されました。
麻生さんが朝日歌壇に投稿された入選作品です。
朝日歌壇とは
朝日歌壇は、朝日新聞の短歌投稿欄です。
関連記事:
朝日歌壇とは何か知りたい方へ 各新聞短歌投稿方法と宛先まとめ
朝日歌壇のこれまでの投稿作品
最近話題となったのは、僧である投稿者の岡田さんの短歌です。
岡田独甫さん亡くなる 朝日歌壇の”常連”短歌投稿者 川柳欄にも追悼作品
ウクライナを詠んだ短歌も話題になりました。
ウクライナとロシアの短歌 ソフィア・ローレン「ひまわり」「うくらいな」の折句【日めくり短歌】
コロナ禍の世相を反映した短歌も多く投稿されています。
麻生孝さんの新聞配達の短歌
朝日新聞はオンラインでも読めますが、新聞紙面で詠んでいる人も多くおられます。
麻生さんはその新聞配達の体験を歌に詠まれています。
天声人語で紹介の短歌
天声人語で紹介されたのは以下の歌です。
十五夜の月を見上げる午前四時バイクを降りて手を合わせおり
雪の朝コロナ禍の今ありがとう新聞受けのメッセージに泣く
-出典:「天声人語」より 10月20日
麻生孝さんの新聞配達
麻生さんの新聞配達のエリアは、山梨県甲州市。
葡萄の産地で有名なところですが、坂が多いのではないか心配です。
コラムを読むと、南アルプスが見えるエリアなので雪が積もる日もあるそうです。
配達する新聞の数
その土地で麻生さんが配っている数は170部だそうです。
つまり、170戸のお宅を毎日朝早くから全部回るのですね。
新聞配達の時間
配り始める時間はというと、起床が午前0時45分から。
新聞がそんなに早く印刷されて配られているということをはじめて知りました。
麻生孝さんの短歌
麻生さんの他の短歌をこれまでの投稿歌からご紹介します。
虐殺と破壊の記事の新聞を桃源郷の里に届ける
戦争の新聞配る僅か前北京の感動配っていたのに
好きだけど仕事に集中出来なくて流星群の夜はせつない
母親が炊事しながら聴いている寂聴さんの法話のテープを
震災時一面見るのがつらくって遠くを見つめ配達してた
センセイの指示が出たからやりました秘書もたまには言えば良いのに
一面に「首相辞任」の新聞を普段通りにバイクで配る
職場でのマスク着用義務付けでならばとこっそり口髭伸ばす
見上げれば微かに光る天の川マスクで曇ったメガネ外して
-出典:「朝日歌壇」より
普段の新聞配達で得られた感慨や情景を詠まれた作品が多いです。
配達の苦労だけではなくて、ああ、配達の人はこんなことを思いながら、新聞を配ってくれているのだなあと知りました。
きょうも雨あしたも雨で雨合羽乾く間もなく新聞配る
天声人語の筆者は同覧で紹介する最後の歌に「労苦に見合う言論を、と心にとめる。」として、コラムを終えています。
私も毎日新聞を読んでいる一人ですが、配達をされる方に感謝しながら新聞を読みたいと思わされました。