歌会始の儀2020今年のお題は「望」16日午前10時半~  

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歌会始の儀2020今年のお題は「望」16日午前10時半~

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歌会始の儀が、16日皇居宮殿で開かれます。

天皇陛下、皇后陛下もご出席で、御製が披露されます。

歌会始の儀の模様は、NHKテレビ、ラジオでの放送、リアルタイムで、10時半からです。

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歌会始の儀


歌会始の儀が、16日皇居宮殿で開かれます。

歌会始とは、皇居で開かれる「歌会」のことです。

歌会は通常「かかい」と発音しますが「歌会始」は「うたかいはじめ」と訓読みで読まれます。

これまでの歌会始の天皇皇后両陛下のお歌は下記事で読むことができます。

歌会始とは

歌会始とは、毎年、年のはじめに、皇居において、天皇陛下の前で和歌が披露される催しです。

共通のお題で詠まれた和歌が、天皇陛下の前で披露される、新年を祝う宮中の伝統行事が、歌会始です。

なお、「歌会始」との名称は、昭和3年から始まったものです。

万葉集の奈良時代に「歌会」

「万葉集」によると、人々が歌を詠み、それを読みあげる「歌会」は奈良時代には、上記のように奈良時代に開かれるようになりました。

その後は、「歌御会始(うたごかいはじめ)というものが開かれるようになり、明治7年からは、一般の国民も参加できるようになりました。

それまでは天皇と皇族、側近だけで開かれていましたが、国民も歌を寄せる「詠進(えいしん)」が認められるようになり、その中から特に優れた歌が披露されるようになりました。

 

今年のお題は「望」

歌会始、今年のお題は、「望」です。

「お題」とは

歌会始には、毎年「お題」というものがあります。

たとえば、令和の出典「梅花の歌32首」が詠まれたのは「梅花の宴」というもので、宴会と歌会を兼ねたようなものでした。

梅花の宴に説いては、「梅」を詠むということを、主催者である大伴旅人が最初に呼びかけています。

そうして書き留められたのが、「梅花の歌32首」、それに大伴旅人が序文を記したものの中の言葉から「令」と「和」をとって、「令和」との元号となったのですね。




 歌会と歌会始について解説

あらかじめ、歌会始めと歌会についての、知識を深めておきましょう。

歌会のお題とはどのように決められるのか、また、題詠について、補足します。

お題について

歌会には、毎年「お題」と言われるものがありますが、毎年のお題は、宮内庁の歌会始委員会が5人の選者の意見を聞きながら二つに絞り、最終的に天皇陛下がその一つを選んで決定されます。

お題とは、その場合「新年の宮中行事歌御会始めに天皇が出す題」を意味しますが、一般的な歌会でも、題に基づく「題詠」も広く行われています。

題詠について

和歌の創作方法の一つで、現実の体験とはかかわりなく、あらかじめ与えられた題によって詠むものです。

題詠とは

歌会(うたかい)などで、決められた題に従って和歌を詠むこと。前もって題を示しておく「兼題(けんだい)」と、その場で題を示す「即題」とがある。『万葉集』の宴席歌にもすでに見られたが、平安時代になると、歌合わせ・歌会の流行とともに盛んになり、贈答歌を除けば題詠が一般的となった。

結び字

似たものに、「結び字」というものもあり、当時の新詩社では、結び字を一首によみこんで一夜で百首を競作するという歌会「一夜百首会」というものがあり、与謝野晶子が多作したと伝えられています。

「結び字」は「天」「雨」などの漢字を1文字だけ詠み込むというものです。

 

それでは、皆様も「望」のお題の歌をお詠みになってみてくださいね。




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