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石川啄木が登場人物のアニメ、「啄木鳥探偵處」(きつつきたんていどころ)が話題になっています。
石川啄木は探偵役で、親友の金田一京介と共に、難事件を解決するそうですよ。いったいどんなアニメなのでしょうか。
アニメの配信サイトと合わせて、あらすじをお知らせします。
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「啄木鳥探偵處」石川啄木のアニメ
「啄木鳥探偵處」(きつつきたんていどころ)というのは、石川啄木が、親友金田一京助とコンビを組んで探偵役として登場するというもの。
本の原作とアニメがあり、アニメの方はネットで見ることができます。
石川啄木の短歌と歌集
石川啄木の生涯主要な短歌作品については
歌集『一握の砂』については
『一握の砂』石川啄木のこれだけは読んでおきたい短歌代表作8首
啄木の紹介本なら、下の「石川くん」もアニメチックでおもしろいですよ。
「啄木鳥探偵處」のあらすじ
「啄木鳥探偵處」、一体どんなあらすじのアニメなのかというと
「浅草十二階」とも呼ばれる凌雲閣(りょううんかく)で幽霊騒動が起こって新聞を賑わせるなか、言語学者・金田一京助のもとにその新聞記事を持ち込んできたのは、親友・石川啄木でした。
家族を養うために探偵業を始めた啄木は、京助を強引に巻き込んで調査に乗り出します。
凌雲閣(りょううんかく)とは
猟雲鶴というのは、明治時代に大阪と東京に建てられた眺望用の高層建築物で、今でいえば東京タワーやスカイツリーに当たるものです。
当時は、高さ52m・12階建てというので、1890年には珍しかったのでしょう。
石川啄木もこれを歌に詠んでいます。
浅草の凌雲閣のいただきに腕組みし日の長き日記かな
岩手県から上京。東京の町は元より、凌雲閣もよほど物珍しく、日記がうんと長くなったということでしょう。
「啄木鳥探偵處」の石川啄木の役どころ
啄木の役どころはというと
東京朝日新聞社の校正係。床屋「喜之床」の二階に下宿している。
上京してきた妻・節子と母親を養うため探偵業をはじめる。好奇心旺盛で自信家。小説家を目指していたが挫折し、詩や短歌を詠んでいる。―wikipediaより
新聞社の校正係
石川啄木は東京で、朝日新聞社に勤務、校正係をしていました。
それ以前も北海道で、新聞記者をしており、新聞社の仕事は慣れていたようです。
他に、朝日歌壇の選者も務めていたんですね。
なぜ校正係などをしていたのかというと、本当は小説家になりたかったわけですが、書き上げても酷評を受けて、自分でも満足できる小説が書けなかったようです。
啄木には、妻の他、養わなければならない両親がいたので、新聞社に勤めたのは、あくまで生活のためでした。
下宿していたところは東京本郷区、今の文京区の「赤心館」というところが最初で、「喜之床」はその後の住まいです。
歌集「一握の砂」の短歌の多くもここで詠まれたわけですが、この下宿を世話したのは親友の金田一京介でした。
共演者の金田一京助とは
金田一京助は、このアニメでは、ホームズのいわばワトソン役。
金田一京助の仕事は、言語学者で國學院大學の先生。
実在の人物で、啄木の親友と言われています。
啄木は岩手県出身で、金田一京助も同じ盛岡中学校でした。
啄木の短歌では中学校の思い出も読まれていますね。
盛岡の中学校の露台(バルコン)の欄干(てすり)に最一度我を倚よらしめ 石川啄木
金田一とは仲が良かったのかというと、啄木の歌には、「一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと」という短歌もあって、この中には金田一も含まれている(?)とも言われているので、ライバル心も旺盛であったのかもしれません。
「一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと」の人とは誰?/啄木短歌の背景
「啄木鳥探偵處」配信サイト
「啄木鳥探偵處」を配信しているテレビは
- TOKYO MX
- BSフジ
- CSファミリー劇場
- 岩手めんこいテレビ
- 長崎文化放送
インターネットで見られる配信サイトは
がおすすめです。
どうぞお楽しみください。