和歌

思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむひじきものには袖をしつつも 在原業平

思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむひじきものには袖をしつつも

在原業平のひじきを詠んだ和歌、「伊勢物語」第3段「ひじき藻」にある歌の解説を記します。

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思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむひじきものには袖をしつつも

読み:おもいあらば むぐらのやどに ねもしなむ ひじきものには そでをしつつも

作者

在原業平

出典

「伊勢物語」第3段 ひじき藻

在原業平については
在原業平の代表作和歌5首 作風と特徴

 

ひじきの日

今日9月15日はひじきの日。

なぜ「ひじきの日」が制定されたのかというと、

ひじきは食物繊維をはじめカルシウムやミネラルが豊富な食物なので、これからの高齢化社会に向けて、ひじきを食べて健康で長生きをしてほしいという願いをこめて、昭和59年、三重県ひじき協同組合によって、当時の敬老の日に制定されました。

ひじきの漢字

「ひじき」には、漢字があり、その字は 「鹿尾菜」。

ひじきの形状が、鹿の尾に似ていたことからきているそうですが、かなり意外な漢字ですね。



在原業平の和歌の意味

冒頭の在原業平の短歌「思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむひじきものには袖をしつつも」の意味は、

「あなたが私を思ってくださるのなら、荒れた宿でも一緒に寝ましょう。ひじき藻ではないが、敷くならお互いの袖を敷いてでも」

 

解説

「むぐら」は、カヤムグラなどの雑草で、粗末な宿の意味。

この歌は、在原業平が、「ひじきも」を女性に送った時に、添えた歌であるそうです。

そこで「ひじき」の別名「ひじきも」にかけて、女性と共寝をする時の「敷物」としているのですね。

「ひじき」につながる「共寝」との、かなり強引な展開ですが、これを贈られた女性は誰で、その後どうなったのかというと、この歌のあとに「二条の后」との説明書きがあり、この後も在原業平の恋物語が続いていくのです。

 

在原業平の他の和歌

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと 

白玉か何ぞと人の問ひしとき露と答へて消えなましものを

から衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞ思ふ

ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

 

きょうの日めくり短歌は、在原業平のひじきの短歌をご紹介しました。

それではまた明日!

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