「アララギの歌人」 一覧

島木赤彦の写生論「アララギの背梁」大辻隆弘

2018/02/07   -島木赤彦, 未分類,

「島木赤彦の写生論」より。 やや暫し御嶽山(やま)の雪照りて谿の曇りは移ろひにけり 岩あひにたたへ静もる青淀のおもむろにして瀬に移るなり 石楠の花にしまらく照れる日は向うの谷に入りにけるかな

幾たびも 雪の深さを 尋ねけり 瓶にさす藤の花ぶさ 結核を病みながらも詠み続けた正岡子規

「幾たびも 雪の深さを 尋ねけり」の俳句の作者は誰か、というのが、テレビ朝日|Qさま!! で出題された。 出演者の宇治原史規は「石川啄木」と答えて不正解。次の解答者の村井美樹が「正岡子規」と答え正解。 ...

伊藤左千夫の短歌代表作「九十九里詠」

先日、知人が九十九里の海の写真を送ってくれた。撮影の仕事をしているかたなので、飛行機の相当高いところから見た風景だった。浜辺よりも海の方がはるかに広かった。 私は九十九里浜には行ったことがないのだが、 ...

あら玉の年のはじめの七草を籠(こ)に植えて来し病めるわがため 正岡子規の短歌

正岡子規の新年の短歌。 あら玉の年のはじめの七草を籠(こ)に植えて来し病めるわがため 『竹の里歌』 正岡子規は晩年は結核で病臥し、外出も歩くこともままならなかったため、短歌の弟子の岡麓(おかふもと)が ...

土田耕平の短歌

目にとめて信濃と思ふ山遠し雪か積もれる幽けき光 住み慣れて心寂しも磯小立青葉する頃はわれ痩せにけり

下ふさのたかし来れりこれの子は蜂屋大柿吾にくれし子  正岡子規が長塚節を詠んだ短歌 

歌会の行事で長塚家を訪れる催しがあり、後日の歌会で長塚節(ながつかたかし)を詠んだ歌を多く拝見することができた。 以下は正岡子規が節を詠んだ歌。 下ふさのたかし来れりこれの子は蜂屋大柿吾にくれし子&n ...

対象に時間を見る姿勢 正岡子規 庭前即景 島木赤彦 切り火

くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる 汽車の音の走り過ぎがる垣の外の萌ゆる梢に煙うづまく くれなゐの若菜ひろがる鉢植えの牡丹の蕾いまだなかりけり 春雨をふくめる空のうす曇り山吹の花の ...

長塚節「秋の歌」の序詞について

  長塚節の助詞について柴生田稔の興味深い記述を見つけた。

古泉千樫の短歌の特色「歌を恋うる歌」岡野弘彦から

2018/02/03   -古泉千樫, 未分類,

原阿佐緒の伝記本を読んでいたら、古泉千樫についての次の個所が目にとまった。 岡野弘彦は「歌を恋うる歌」に、千樫の天性の抒情の細やかな美しさは短歌の理想の形を見せていると評し、釈迢空は「日本の短歌は本質 ...

「寂寥相」発見の過程 島木赤彦と万葉集

2018/02/03   -万葉集, 島木赤彦, 未分類,

島木赤彦との万葉集との関わりを探る中で、いわば「古典の永遠性」ともいうべきものについて書かれた部分。

鍼の如く 長塚節の短歌の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読む。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

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土屋文明『往還集』『山谷集』鶴見臨港鉄道他『六月風』

休暇となり帰らずに居る下宿部屋思はぬところに夕影のさす 冬至過ぎてのびし日脚にもあらざらむ畳の上になじむしづかさ

『吹雪く尾根』~吉村睦人と小谷稔「吉村睦人論」より

豌豆の花早咲くといふ手紙無ければ昨日自殺してゐた 遠く鳴るサイレンの音に目をさまし再び君を激しく思ふ 吹雪く尾根をつぶての如く越えてゆきし二羽の小鳥は幻影だったかも知れぬ 先日の歌会の折、吉村先生は「 ...

根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 これはその初回。

写生の悟りと青草集 初秋の歌 濃霧の歌~長塚節の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読むなら下の記事から。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌 子規の逝去後も、節はさらに独 ...

結核に罹患 病中雑詠 長塚節の歩み

小説「土」の作者でもある家人長塚節の作品を年代順に追います。 このシリーズを最初から読む。 ■長塚節の短歌と生涯 第1回目根岸庵 ゆく春~長塚節初期の短歌

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