高校教科書に収録されている短歌を一覧にまとめました。
読み方や言葉の難しい古い時代の短歌の方には、わかりやすい現代語訳、語の注解と解説、文法と表現技法、解説と鑑賞のポイントも加えています。
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高校教科書の短歌
教科書に掲載された短歌を、近代短歌と現代短歌に分けて記します。
このページは近代短歌のページです。
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斎藤茂吉の短歌
みちのくの母のいのちを一目みん一目みんとぞたたにいそげる
意味:
捕えてきて蚊帳の中に放した蛍が、夕方になってひとりでに光って飛び始めたのだよ
目のまへの売犬の小さきものどもよ生長ののちは賢くなれよ
島木赤彦の教科書の短歌
我が家の犬はいづこにゆきぬらむ今宵も思ひいでて眠れる
石川啄木の教科書の短歌
ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく
いのちなき砂のかなしさよ/さらさらと/握れば指のあひだより落つ
誰が見てもわれをなつかしくなるごとき長き手紙を書きたき夕べ
与謝野晶子の短歌
その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな
若山牧水の短歌
正岡子規の短歌
北原白秋
昼ながら幽かに光る蛍一つ孟宗の薮を出でて消えたり
白き犬水に飛び入るうつくしさ鳥鳴く鳥鳴く春の川瀬に