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斎藤茂吉

木のもとに梅はめば酸しをさな妻ひとにさにづらふ時たちにけり【日めくり短歌】

2021/6/8  

梅雨にちなんで梅の短歌と言えば、梅花の歌がまだ記憶に新しいですが、今日の日めくり短歌は梅の花ではなくて、梅の実の方、それもまだ青い酸っぱい梅を詠んだ斎藤茂吉の短歌をご紹介します。 梅と幼い妻とがどうつ ...

石川啄木

盛岡の中学校の露台(バルコン)の欄干(てすり)に最一度我を倚よらしめ 石川啄木

2022/5/17    

盛岡の中学校の露台(バルコン)の欄干(てすり)に最一度我を倚よらしめ 石川啄木『一握の砂』の短歌代表作品にわかりやすい現代語訳をつけました。 歌の中の語や文法、句切れや表現技法と共に、歌の解釈・解説を ...

アララギ

四方の河溢れ開けばもろもろのさけびは立ちぬ闇の夜の中に 伊藤左千夫

2022/11/1    

各地で水害の悲しいニュースが相次いで伝えられています。 今日の日めくり短歌は、水害を詠んだ伊藤左千夫の短歌です。 生涯で3度の水害に遭いながら、伊藤左千夫は牛の飼育を継続、水に浸かった家屋の様子も詠ん ...

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百人一首

かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持

2021/7/7    

かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持の七夕の天の川の橋をモチーフにした、百人一首6の和歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。

百人一首

百人一首の七夕の和歌 中納言家持 天の川の橋は”かささぎ”の翼【日めくり短歌】

2021/7/7    ,

百人一首には、七夕の有名な和歌があります。中納言家持の歌に詠まれる”かささぎの橋”とは天の川のこと。 大伴家持の百人一首の6番目の和歌をご紹介します。

与謝野晶子

熊本を訪れた与謝野晶子の球磨川と阿蘇を詠んだ歌【日めくり短歌】

2023/6/5    

与謝野晶子が熊本を訪れた際に、球磨川を読んだ短歌が朝日新聞の天声人語で紹介されていました。 与謝野晶子は鉄幹と共に、昭和7年に熊本を訪れています。 熊本の人への応援の気持ちを込めて、与謝野晶子の短歌を ...

斎藤茂吉

光放つ神に守られもろともにあはれひとつの息を息づく 永井ふさ子【日めくり短歌】

2023/5/10    

光放つ神に守られもろともにあはれひとつの息を息づく 日経新聞の日経スタイルで、「万葉集から斎藤茂吉まで、恋の文でたどる思い」のタイトルのコラムで斎藤茂吉と永井ふさ子の恋愛が取り上げられました。 今日の ...

斎藤茂吉

永井ふさ子の短歌 斎藤茂吉との相聞の軌跡

2021/9/30  

永井ふさ子は、斎藤茂吉と交際をしていた女性です。今でいうのなら、婚外恋愛の不倫という関係でしたが、二人の恋愛は、斎藤茂吉の生涯と作品に大きな影響を残しました。 また、二人の間での短歌のやりとりも素晴ら ...

現代短歌

人生に付箋をはさむやうに逢ひまた次に逢ふまでの草の葉 大口玲子【日めくり短歌】

2023/5/30    

人生に付箋をはさむやうに逢ひまた次に逢ふまでの草の葉 今日の日めくり短歌は、現代短歌から大口玲子さんの短歌をご紹介します。

新古今集

寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ 寂蓮法師

2023/5/10  

寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ 寂蓮法師 (じゃくれんほうし)の代表作、また新古今集の「三夕の歌」の一つとして知られる、有名な短歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します ...

新古今集

心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の秋の夕暮れ 西行

2023/5/10    

心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師(さいぎょうほうし)の代表作、また新古今集の「三夕の歌」の一つとして知られる、有名な短歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します ...

短歌全般

ひさかたの雨の晴れ間にいでて見れば青みわたりぬ四方の山々【日めくり短歌】

2023/5/30    

今日は束の間の梅雨の晴れ間。長雨が続く梅雨には、雨の上がる日は大変ありがたく思えます。 今日の日めくり短歌は、良寛和尚の梅雨の晴れ間の出てくる歌を2首、ご紹介します。

あらたま

ゆらゆらと朝日子あかくひむがしの海に生まれてゐたりけるかも 斎藤茂吉『あらたま』

2021/5/22  

ゆらゆらと朝日子あかくひむがしの海に生まれてゐたりけるかも ゆらゆらと朝日子あかくひむがしの海に生まれてゐたりけるかも 斎藤茂吉の短歌作品、第二歌集『あらたま』の代表作一首ずつに読みやすい現代語訳を付 ...

斎藤茂吉

アマビエと斎藤茂吉「この病癒えしめたまへ朝日子の光よ赤く照らす光よ」【日めくり短歌】

2021/5/22    

アマビエという妖怪がコロナ禍で人気となりました。古くから病除けとして民間で信仰されてきたもののようです。 今日の日めくり短歌は、病気とそのアマビエに思い出す「朝日子」のある斎藤茂吉の短歌のご紹介です。

新古今集

幽玄の意味を解説 新古今集藤原俊成の和歌の美とは 例文あり

2022/6/30    

「幽玄」とは、どのような内容を持つ和歌を指すのでしょうか。 藤原俊成の唱えた「幽玄」は、短歌の持つ情緒と調べを含むものです。 藤原俊成が歌合で評をした実際の短歌を例にあげ、俊成自身の言葉や和歌作品から ...

斎藤茂吉

半夏生の短歌

2023/7/2    

半夏生の日には、タコを食べるとよいとされています。 今日の日めくり短歌は、蛸の詠まれた斎藤茂吉の短歌を2首ご紹介します。

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