marutanka - 短歌のこと - 53ページ  

marutanka

新古今集

道の辺に清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ 西行法師【新古今】

2022/6/30    

道の辺に清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ 西行法師(さいぎょうほうし)の代表作として知られる、新古今和歌集の有名な短歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。 この短歌の柳は、後 ...

石川啄木

雨に濡れし夜汽車の窓に映りたる山間の町のともしびの色 石川啄木【日めくり短歌】

「雨に濡れし夜汽車の窓に映りたる山間の町のともしびの色」 今日の日めくり短歌は、石川啄木の歌集「一握の砂」の中の作品です。 啄木が仕事のために移り住んだ函館を去るときの歌とされており、滞在した地への思 ...

与謝野晶子

明けくれに昔こひしきこころもて生くる世もはたゆめのうきはし 与謝野晶子【日めくり短歌】

2020/8/22    

「明けくれに昔こひしきこころもて生くる世もはたゆめのうきはし」 今日の日めくり短歌は、日本の古典の名作「源氏物語」にちなむ、与謝野晶子の短歌をご紹介します。 与謝野晶子は「源氏物語」を現代語訳、物語の ...

石川啄木

雨降ればわが家の人誰も誰も沈める顔す雨霽れよかし/石川啄木【日めくり短歌】

雨降ればわが家の人誰も誰も沈める顔す雨霽(は)れよかし 今日の日めくり短歌は、石川啄木の作品です。

新古今集

夕されば野辺の秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里 藤原俊成

2023/5/10    

夕されば野辺の秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里 藤原俊成(ふじわらとしなり)の代表作として知られる、有名な短歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。 藤原俊成は、藤原定家の父。この歌は伊 ...

百人一首

人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は【日めくり短歌】

2020/10/28    ,

テレビ朝日の朝のテレビ番組で、「教える」という言葉の語源が、「愛おしむ」にあるということ、その例文として、後鳥羽院の和歌「人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は」が取り上げられました。

百人一首,代表作,有名,和歌,短歌,歌人,現代語訳,句切れ

百人一首

人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は 後鳥羽院【百人一首99】

2024/2/25    

人もをし人も恨めしあじきなく世を思ふゆえに物思ふ身は 作者後鳥羽院の百人一首の有名な和歌です。 後鳥羽院は承久の乱後、隠岐の島に流され19年をその地で過ごしたため、その背景と関連付けられることが多い歌 ...

短歌全般

佐藤佐太郎の日傘の歌【日めくり短歌】

季節が梅雨に入り、傘にまつわる話題として、前回は斎藤茂吉の短歌「いばらきの浜街道に眠りゐる洋傘(かうもり)売りを寂しくおもふ」をご紹介しました。 今日はその短歌と関連があると思われる、佐藤佐太郎の日傘 ...

新古今集

春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空 藤原定家

2023/5/10    

春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空 藤原定家の新古今和歌集に収録されている有名な和歌の現代語訳と意味、表現技法の解説、鑑賞を記します。

斎藤茂吉

こうもり傘の由来と斎藤茂吉の洋傘売りの歌【日めくり短歌】

2020/8/22    

季節の歌や言葉をお届けする新しいコーナー【日めくり短歌】。 季節が梅雨に入り、これから外出の折は手放せない、傘にまつわる話題とその短歌です。

新古今集

風通ふ寝覚めの袖の花の香に薫る枕の春の夜の夢  藤原俊成女 表現技法解説

2023/5/10  

風通ふ寝覚めの袖の花の香に薫る枕の春の夜の夢 作者 藤原俊成女(ふじわらとしなりのむすめ)の新古今和歌集に収録されている有名な和歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。

no image

百人一首

長からむ心も知らず黒髪の乱れてけさは物をこそ思へ 待賢門院堀河

2023/8/25    ,

長からむ心も知らず黒髪の乱れてけさは物をこそ思へ 待賢門院堀河の百人一首の恋の和歌。 黒髪を詠み込んで印象的な、有名な恋歌として広く知られた和歌です。 この歌の現代語訳と、文法や語の意味を含めて、解説 ...

与謝野晶子

与謝野晶子がスペイン風邪で政府の批判 10人の子だくさん

2020/8/31  

与謝野晶子がスペイン風邪で子供を亡くしたという、誤った情報が一時期ネットで出回りました。 亡くなったわけではなくて、与謝野晶子の子どもと他の家族がかかったということが本当のようです。 与謝野晶子とスペ ...

文学

太宰治の短歌と「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」

2020/9/15    

太宰治の亡くなった日は6月19日、その日は小説のタイトル「桜桃」にちなんで「桜桃忌」と呼ばれています。 太宰治は、自死に際して「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」の伊藤左千夫の短歌を ...

現代短歌

馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ 塚本邦雄

2022/6/12  

馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ 塚本邦雄は6月9日生まれ、今年は生誕100年を迎えました。 塚本邦雄の有名な短歌代表作品の訳と句切れ、文法や表現技法について解説、鑑賞します。

error: Content is protected !!