marutanka - 短歌のこと - 51ページ  

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現代短歌

友のせて東京へゆく汽笛ならむ夕餉の秋刀魚買ひに出づれば 東京を恋いた寺山修司

朝日新聞の天声人語に寺山修司の「東京東京東京…書けば書くほど恋しくなる」という詩文が掲載されていました。 少年時代の寺山は、文芸を通じて都会へのあこがれを膨らませていました。 きょうの日めくり短歌は、 ...

現代短歌

寺山修司の短歌代表作品一覧 きらめく詩才の短歌の特徴

2022/10/31    

寺山修司は短歌や俳句の他、劇作家としてもマルチに活躍しましたが、寺山修司の出発は短歌であり、寺山の歌は今に至るまでファンが多く、私もその一人です。 寺山修司の短歌の代表作品一覧と、寺山修司の短歌の特徴 ...

ニュース

「八月の歌」短歌コンクール 優秀賞を朝日新聞が発表 平和への思い

2020/7/17  

平和への思いを詠んだ短歌コンクール「八月の歌」(朝日新聞社主催)の入選作品が発表されました。 優秀賞と奨励賞合わせて54首です。受賞された作品をご紹介します。

現代短歌

言の葉の上を這ひずり回るとも一語さへ蝶に化けぬ今宵は 岡井隆【日めくり短歌】

2020/8/22    

言の葉の上を這ひずり回るとも一語さへ蝶に化けぬ今宵は 10日に訃報が伝えられた歌人の岡井隆さん、前衛短歌運動など、戦後の短歌会をけん引されました。 これまでのたくさんの印象深い作品が思い起こされます。 ...

万葉集

磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまたかへり見む 有間皇子の結び松の和歌

2022/5/18  

磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた還り見む  有間皇子の万葉集の代表的な短歌作品の現代語訳、句切れと語句、品詞分解を解説します。 この和歌に詠まれた「結び松」は遺跡として、今も人々に親しまれてい ...

現代短歌

生きがたき此の生のはてに桃植ゑて死も明かうせむそのはなざかり 岡井隆【日めくり短歌】

2023/6/5  

生きがたき此の生のはてに桃植ゑて死も明かうせむそのはなざかり 10日に訃報が伝えられた歌人の岡井隆さん、前衛短歌運動などで戦後の短歌会をけん引されました。 これまでのたくさんの印象深い作品が思い起こさ ...

万葉集

家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子

2022/5/18  

家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る  有間皇子の万葉集の代表的な短歌作品の現代語訳、句切れと語句、品詞分解を解説します。

現代短歌

歌といふ傘をかかげてはなやかに今わたりゆく橋のかずかず 岡井隆【日めくり短歌】

2023/6/5  

10日に訃報が伝えられた歌人の岡井隆さん、前衛短歌運動などで戦後の短歌会をけん引されました。 これまでのたくさんの印象深い作品が思い起こされます。 きょうの日めくり短歌は、岡井隆さんの「歌といふ傘をか ...

与謝野晶子

ああ阜月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 与謝野晶子

2020/8/22  

ああ阜月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 作者与謝野晶子が夫鉄幹と共にフランスに滞在した時の作品。 与謝野晶子の短歌代表作の中でも、有名な歌の現代語訳と解説鑑賞を記します。

与謝野晶子

フランスを訪れた与謝野晶子の短歌【日めくり短歌】

2022/8/10  

7月14日はパリ祭の日。 きょうの日めくり短歌は、フランスを訪れた与謝野晶子の短歌、「ああ阜月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟」をお伝えします。

現代短歌

約しある二人の刻を予ねて知りて天の粉雪降らしむるかな 岡井隆【日めくり短歌】

2023/6/5  

10日に訃報が伝えらえた歌人の岡井隆さんの短歌代表作品の中から、第一歌集の『斉唱』から、初期の相聞歌「 約しある二人の刻を予ねて知りて天の粉雪降らしむるかな」をお伝えします。

短歌全般

岡井隆の短歌代表作品と九州出奔前後の歌

2020/7/17  

岡井隆氏の訃報が伝わりました。92歳でした。 現代短歌の最前線で活躍した歌人、忘れられない作品が数多くあります。 岡井隆氏の代表作の短歌をご紹介します。

現代短歌

肺尖にひとつ昼顔の花燃ゆと告げんとしつつたわむ言葉は 岡井隆【日めくり短歌】

2023/6/5  

岡井隆さんの訃報が伝わりました。現代短歌の最前線で活躍した歌人です。92歳でした。 岡井隆さんの「肺尖にひとつ昼顔の花燃ゆと告げんとしつつたわむ言葉は」をご紹介します。

斎藤茂吉

わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ 斎藤茂吉『つきかげ』

2022/11/13  

「わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ」 斎藤茂吉の短歌を一首ずつ鑑賞、解説しています。 この記事は斎藤茂吉最後の歌集『つきかげ』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 語の注解と ...

現代短歌

コンビニのバックヤードでミサイルを補充しているような感覚 木下龍也【日めくり短歌】

2023/5/10  

今日は7月11日、「セブンイレブンの日」だそうです。 今や生活に欠かせないコンビニエンスストア、今日の「日めくり短歌」はコンビニを詠んだ木下龍也氏の「コンビニのバックヤードでミサイルを補充しているよう ...

斎藤茂吉

斎藤茂吉の納豆の短歌 わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ 【日めくり短歌】

2021/8/1  

7月10日は納豆の日、昭和56年に関西地域限定の記念日として制定されたのが最初です。 納豆で思い出すのは、斎藤茂吉の納豆の短歌「わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ」。 今日の日めく ...

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