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岡本かの子の短歌代表作と桜の短歌
2022/11/7
岡本かの子は小説家として知られていますが、歌人としても短歌をたくさん残しています。 2月18日は、岡本かの子の命日「かの子忌」。 きょうの日めくり短歌は、岡本かの子の短歌代表作をご紹介します。
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垂乳根の母がつりたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども 長塚節
2022/9/24 長塚節
垂乳根の母がつりたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども 長塚節の有名な「たらちね」の使われている短歌、歌の中の語や文法、句切れや表現技法と共に、歌の解釈・解説を記しながら鑑賞します。
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己が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術なし/石川啄木
2022/5/17 一握の砂
己が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術なし 石川啄木『一握の砂』の短歌代表作品にわかりやすい現代語訳をつけました。 歌の中の語や文法、句切れや表現技法と共に、歌の解釈・解説を一首ずつ記します。
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金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に 与謝野晶子
2020/9/3
金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に 与謝野晶子の教科書掲載の代表的な短歌、この歌の句切れ、倒置と比喩などの表現技法、現代語訳と意味、文法や語句を含めて、鑑賞、解説します。
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石をもて追はるるごとくふるさとを出でしかなしみ消ゆる時なし/石川啄木
2020/7/21 一握の砂
石をもて追はるるごとくふるさとを出でしかなしみ消ゆる時なし 石川啄木『一握の砂』の短歌代表作品にわかりやすい現代語訳をつけました。 歌の中の語や文法、句切れや表現技法と共に、歌の解釈・解説を一首ずつ記 ...
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「我を愛する歌」石川啄木全短歌作品の現代語訳と解説
2021/2/9 一握の砂
『一握の砂』石川啄木の全作品に現代語訳と解説を付けました。 『一握の砂』は石川啄木の第一歌集、5章に分かれており、この記事では『一握の砂』の最も最初の章「我を愛する歌」の部分の全作品を取り上げます。
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わがシャツを干さん高さの向日葵は明日ひらくべし明日を信ぜん/寺山修司
2022/11/7 寺山修司
わがシャツを干さん高さの向日葵は明日ひらくべし明日を信ぜん 寺山修司の有名な短歌代表作品の訳と句切れ、文法や表現技法などについて解説、鑑賞します。
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式子内親王の恋の和歌代表作品 新古今和歌集と百人一首より
2022/12/18 式子内親王
式子内親王(しきし、、くしないしんのう)の和歌、いちばん有名なのは「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする」ですが、式子内親王には、他にも秀歌がたくさんあります。 内親王の和歌代表 ...
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明星派から出発した石川啄木の短歌 平田オリザ『一握の砂』紹介
2022/4/13 一握の砂
石川啄木は歌集『一握の砂』に至る前は、明星派に所属していました。 平田オリザさん(劇作家・演出家)が、朝日新聞のコラム「古典百名山」に石川啄木の『一握の砂』の紹介、コラムを読みながら石川啄木の短歌のス ...
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多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ悲しき 東歌の労働歌
2021/12/21
多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ悲しき 万葉集の東歌の有名な和歌、代表的な短歌作品の現代語訳、句切れと語句などを解説します。 この歌は、多摩川で布をさらす女性たちが作業をしながら歌った ...
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『万葉集愛の100首』新刊案内 中西進が選ぶ珠玉の「恋愛」の和歌
2023/6/5
『万葉集愛の100首』、新元号「令和」の発案者といわれる中西進先生の新刊案内が、新聞に掲載されました。 「恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば」他の『万葉集愛の100首』に収録された和歌 ...
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西行の桜の和歌 桜に重ねる自らの生の時間
2023/5/10 西行
西行、新古今和歌集と百人一首の西行法師として知られる、有名な歌人です。 西行の吉野の山の桜を歌った歌はよく知られています。この記事では、西行の桜の和歌についてご紹介します。
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北原白秋と良寛の鞠 官能の詩人から童心主義へ
北原白秋と、良寛和尚の鞠(まり)のエピソードを朝日新聞の「うたをよむ」に坂井修一さんが書いていました。 北原白秋が、良寛の鞠を手に入れたというのは本当のことで、白秋の歌集の中にも記されています。白秋と ...
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コロナ禍を詠む短歌 ”心の扉を開く鍵”朝日歌壇4月5日
2020/4/26 コロナ
コロナ禍を詠む短歌が多数朝日歌壇に投稿されています。 新型コロナの感染者数が日に日に増加、コロナウイルスに感染せずとも、誰しもがその影響を受けることを余儀なくされています。 朝日新聞の投稿歌より、その ...
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雪ぐもりひくく暗きにひんがしの空ぞはつかに澄みとほりたる/ともしび斎藤茂吉
2022/11/13
雪ぐもりひくく暗きにひんがしの空ぞはつかに澄みとほりたる 斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 このページは現代語訳付きの方です。語の注解と「茂吉秀歌」から佐藤佐太郎の解釈も併 ...
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さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする 古今和歌集
2021/11/23
さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする 古今和歌集に収録されている有名な和歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。