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クリスマスの短歌 大野誠夫,土屋文明,穂村弘,笹井宏之,小島ゆかり,岡井隆他
2021/12/24 日めくり短歌
クリスマスの短歌、クリスマスにまつわる事物を題材にした短歌にはどのようなものがあるでしょうか。 今日は、クリスマスというイベントとその周辺が詠み込まれた短歌、様々な歌人の詠んだ冬の短歌を、近代、現代の ...
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「歌集『ともしび』とその背景」2〜岡井隆
2021/12/15
今日の日も夕ぐれざまとおもふとき首(かうべ)をたれて我は居りにき こもり波あをきがうへにうたかたの消えがてにして行くはさびしゑ 鶺鴒のあそべる見れば岩淵にほしいままにして隠ろふもあり 山がはのあふれみ ...
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髪五尺ときなば水にやはらかき少女ごころは秘めて放たじ 与謝野晶子解説
2020/8/27
髪五尺ときなば水にやはらかき少女ごころは秘めて放たじ 与謝野晶子の『みだれ髪』から有名な短歌代表作品の現代語訳と意味、句切れと修辞、文法や表現技法などについて解説、鑑賞します。
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夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず/寺山修司解説と鑑賞
2021/7/15 寺山修司
「夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず」 寺山修司の有名な短歌代表作品の訳と句切れ、文法や表現技法などについて解説、鑑賞します。 ・教科書掲載の短歌一覧は↓ 高校教科書の現代短歌掲載作 ...
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森駈けてきてほてりたるわが頬をうずめんとするに紫陽花くらし/寺山修司解説と鑑賞
2020/7/19 寺山修司
「森駈けてきてほてりたるわが頬をうずめんとするに紫陽花くらし」寺山修司の有名な短歌代表作品の訳と句切れ、文法や表現技法などについて解説、鑑賞します。 ・教科書掲載の短歌一覧は↓ 高校教科書の現代短歌掲 ...
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食べ物の短歌 藤島秀憲,田中拓也他現代短歌より
2021/1/18 うたをよむ
食べ物と料理の短歌にはどんなものがあるでしょうか。 朝日新聞「うたをよむ」に掲載の短歌を元に、現代短歌より食べ物の歌を集めてみました。
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恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば/大伴坂上郎女「万葉集」
2022/8/14 恋の歌
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば 万葉集の代表的な女流歌人の一人、大伴坂上郎女のこの和歌は、短歌を詠まない人にも広く知られて好まれる短歌です。 大伴坂上郎女の上の歌を含む6首を鑑賞 ...
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沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ 斎藤茂吉『小園』代表作
2021/5/22
沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ 斎藤茂吉の短歌を一首ずつ鑑賞、解説しています。 この記事は、『小園』から主要な代表作「沈黙のわれに見よとぞ百房の」の短歌の解説と観賞です。
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斎藤茂吉『小園』より終戦後の悲哀を詠った作品
2021/5/22
斎藤茂吉の秋の短歌、終戦の年の秋に詠まれた短歌は、『小園』より「秋晴れの光となりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も」を先の記事でご紹介しました。 その前後の秋の歌も、静かで胸を打つものが多く、こちらに続 ...
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海恋し潮の遠鳴りかぞえては少女となりし父母の家 与謝野晶子
2022/12/18
海恋し潮の遠鳴りかぞえては少女となりし父母の家 与謝野晶子の有名な短歌代表作品の現代語訳と意味、句切れと修辞、文法や表現技法などについて解説、鑑賞します。
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【解説】「素朴な琴」八木重吉の詩 擬人法の表現技法
2022/7/21 詩
八木重吉の詩「素朴な琴」を解説、鑑賞と感想を記します。八木重吉は惜しくも早世したクリスチャンの詩人です。
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秋晴れの光となりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も/斎藤茂吉『小園』
2022/11/13
秋晴れの光となりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も 斎藤茂吉の短歌を一首ずつ鑑賞、解説しています。 この記事は、『小園』から主要な代表作「秋晴れの光となりて」の短歌の解説と観賞です。
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万葉集と百人一首の違い「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りつつ」
2023/5/30 百人一首
万葉集と百人一首両方に収録された和歌のうち、「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りつつ」の改作部分について解説をします。 万葉集と百人一首両方に収録された和歌には、他にどんなものがあ ...
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万葉集と百人一首の違い「春過ぎて夏きたるらし白妙の衣干したり天の香久山」
2023/5/30 百人一首
万葉集と百人一首両方に収録された和歌のうち、「春過ぎて夏きたるらし白妙の衣干したり天の香久山」の改作部分について解説をします。 万葉集と百人一首両方に収録された和歌には、他にどんなものがあるでしょうか ...
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田子の浦ゆうち出でてみればま白にぞ富士の高嶺に雪は降りつつ 山部赤人
田子の浦ゆうち出でてみればま白にぞ富士の高嶺に雪は降りつつ 万葉集の代表的な歌人の一人、山部赤人が富士山を詠んだものとして、万葉集の代表作であり古くから知られている有名な和歌です。 山部赤人の代表作短 ...
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「母の声」堀口大學の詩 耳の奥に残る母の最期の声
2022/7/21 詩
堀口大學の詩に「母の声」という詩があります。 母への思慕をうたう、美しい詩ですが、もうひとつ、堀口大學の有名なコクトーの訳詞「私の耳は貝の殻」には、声を”聴く”共通のキーワードと言うべき「耳」の言葉が ...