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「生きづらさを詠む歌人」短歌月評より萩原慎一郎と虫武一俊の短歌
2022/11/13
萩原慎一郎さんと虫武一俊さんの短歌が毎日新聞の短歌コラム「短歌月評」、「生きづらさの内景」というタイトルで紹介されていました。 お二人の短歌は、お正月の「平成万葉集」でも取り上げられていました。こちら ...
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『檸檬』の作者梶井基次郎の最期に母ヒサのかけた言葉
2021/6/10
梶井基次郎の忌日は、代表作品の小説『檸檬』にちなみ「檸檬忌」と呼ばれます。 梶井基次郎は、昭和の私小説作家で感覚的に鮮烈な私小説作品を残して、惜しくも31歳の若さで肺結核で亡くなりました。 梶井と母と ...
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なにがなし心おそれて居たりけり雨にしめれる畳のうへに/斎藤茂吉『ともしび』
2022/11/13
なにがなし心おそれて居たりけり雨にしめれる畳のうへに斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 このページは現代語訳付きの方です。語の注解と「茂吉秀歌」から佐藤佐太郎の解釈も併記しま ...
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雪を詠んだ和歌 斎藤茂吉,石川啄木,与謝野晶子,島木赤彦
2021/3/19
雪を詠んだ和歌、短歌にはどのようなものがあるでしょうか。 春彼岸に思い出す歌と言えば、斎藤茂吉の「うつつにしもののおもひを遂ぐるごと春の彼岸に降れる白雪」があります。 春の雪というのは独特の風情があり ...
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はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る/石川啄木/意味と句切れ
2023/5/30 一握の砂
「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」石川啄木の歌集「一握の砂」より有名な短歌代表作品の現代語訳と句切れ、表現技法などについて解説します。
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目をあきてわがかたはらに臥したまふ窿応和尚のにほひかなしも/斎藤茂吉『ともしび』
2022/11/13
目をあきてわがかたはらに臥したまふ窿応和尚のにほひかなしも 斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 このページは現代語訳付きの方です。語の注解と「茂吉秀歌」から佐藤佐太郎の解釈も ...
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ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな/石川啄木/意味と句切れ
2023/5/30 一握の砂
「ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな」石川啄木の歌集「一握の砂」より有名な短歌代表作品の現代語訳と句切れ、表現技法などについて解説します。
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雪の短歌 北原白秋,穂村弘,俵万智,寺山修司,笹井宏之他
2021/1/20 穂村弘
雪を詠んだ短歌にはどのようなものがあるでしょうか。 雪を題材にした短歌を北原白秋の他、穂村弘,俵万智,寺山修司,佐佐木幸綱,今野寿美,杉崎恒夫,など、現代短歌の代表的な歌人の各作品から選びました。 ど ...
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花山周子歌集「林立」からスギと花粉症の短歌 木と人との不幸な関係性
2020/9/20
今日の朝日新聞「天声人語」には、おもしろいことに、花粉症と杉の木を詠んた短歌が引用、紹介されていました。 もちろん、冗談の類ではありませんで、歌人の花山周子さんが詠まれた短歌だそうです。
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さ夜なかにめざむるときに物音たえわれに涙のいづることあり 斎藤茂吉『ともしび』
2022/11/13
さ夜なかにめざむるときに物音たえわれに涙のいづることあり 斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 斎藤茂吉『ともしび』から主要な代表作の短歌の解説と観賞です。 このページは現代 ...
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石川啄木の短歌に多用される「心」の歌
2021/7/1
朝日新聞日曜版の連載に、宗教学者の山折哲雄さんが、石川啄木の「心」に注目したコラムを書いておられました。 それを読んで、石川啄木の短歌に使われる「心」という言葉の数が、極めて多いことに気がつきました。 ...
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斎藤茂吉の作品と生涯 特徴や作風「写生と実相観入」
2021/11/27
斎藤茂吉は日本を代表するアララギ派の歌人、教科書にも掲載される短歌「死にたまふ母」の作者です。 斎藤茂吉の代表作短歌と作風の特徴である「写生」や「実相観入」を解説します。
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頬につたふ涙のごわず一握の砂を示しし人を忘れず/石川啄木/意味と句切れ
2023/5/30 一握の砂
「頬につたふ涙のごわず一握の砂を示しし人を忘れず」、石川啄木の歌集「一握の砂」より有名な短歌代表作品の現代語訳と句切れ、表現技法などについて解説します。
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東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる/石川啄木/意味と句切れ
2020/7/21 一握の砂
「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」 石川啄木の歌集「一握の砂」より有名な短歌代表作品、一首の現代語訳と句切れ,表現技法などについて解説します。
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梅の短歌・和歌まとめ 現代短歌と万葉集、新古今和歌集から
2019/4/7
皆さんのところでは、もう梅の花は咲きましたか。 今日は梅の短歌を集めてみました。前半は万葉集と古今集、後半は現代の短歌からです。 どうぞ、梅の香りを楽しみながら、鑑賞してくださいね。
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天声人語の雪と梅の短歌 紀友則と素性法師「雪降れば」「春立てば」
2019/2/12
今朝の新聞に、素性法師の和歌「春立てば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く」が、話のさわりに掲載されていました。 他に同じ梅を詠った、紀友則の歌と合わせてご紹介します。